心不全って何?
更新日:2025年03月17日
心不全とは
「心不全とは、心臓が悪いために、息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり、生命を縮める病気」であると定義されており、心臓に何らかの異常があり、心臓のポンプ機能が低下して、全身の臓器が必要とする血液を十分に送り出せなくなった状態をいいます。
心不全の原因は一つの病気ではなく、心臓の筋肉を養っている血管が詰まってしまう心筋梗塞や狭心症、高血圧、心臓の逆流防止弁が障害される弁膜症、心臓の筋肉に異常が起こる心筋症、拍動のリズムが異常になる不整脈など様々な疾患が原因となります。

心不全の症状

心臓のポンプ機能低下による症状
・疲労感
・不眠
・冷感 など

血液のうっ滞による症状
・動いた時の息苦しさ
・息苦しくて横になれない
・夜息苦しくて目が覚める
・むくみ など
心不全の予防
心不全を発症し症状が出る前に、リスク状態と考えられている高血圧や糖尿病、肥満、動脈硬化などの生活習慣病の進行を防ぐことが、心不全の発症防止につながります。
減塩しましょう
塩分(ナトリウム)を過剰摂取すると、血液中の水分が増えるため、結果的に、体内を循環する血液量を増やします。このため、末梢血管の壁にかかる抵抗が高くなり、血圧を上げてしまうと考えられています。

減塩アイデアは下記にて紹介中!
バランスの良い食事を食べましょう
バランスのよい食事とは、1日の食事に「主食・主菜・副菜」がそろっていることが理想です。特定のものをたくさん食べたり、食べないようにするより、まずは「主食・主菜・副菜」がそろった食事を1日に2回以上とることを意識してみましょう。多様な食品をとることが栄養バランスよい食事をとるコツです。
適度に運動をしましょう
日常生活の中で、自分に合った方法で適度に体を動かしましょう。
日頃から予防する身体活動・運動 ~こころとからだにプラス・テン!~
今より10分多くからだを動かす+10(プラス・テン)の効果や、取組み例を紹介(外部サイトへリンク)
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「摂津市ウォーキングコース&おすすめ健康器具」
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節酒しましょう
適量の飲酒は循環器疾患に保護的に働くといわれています。しかし過度の飲酒は循環器疾患のリスク因子になります。「節度ある適度な飲酒」を守ることが大切です。
厚生労働省「健康日本21(第二次)」によると、生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している方とは、1日当たりの純アルコール摂取量が男性40g以上、女性20g以上の方とされています。
日本酒(15%) 1合(180ml)![]() |
ビール(5%) 中瓶・ロング缶 1本![]() |
缶チューハイ(7%) 350ml缶 1本![]() |
ウイスキー(40%) シングル 2杯(60ml) |
ワイン(12%) 200ml |
焼酎(25%) 100ml![]() |
禁煙しましょう
喫煙は、循環器疾患の発症リスクを高めることが分かっています。
定期的に健診を受けましょう
心不全のリスク因子である生活習慣病の初期は、自覚症状を認めないことがほとんどです。定期的な健診を受けることで、早期発見、早期治療につなげましょう。
~メタボリックシンドロームについて動画でご紹介!~
「メタボって病気?!~ただ太っているだけじゃない~」
その他の循環器疾患に関する取組み
摂津市では、循環器病分野を中心とした予防医療のほか、市民向けの教育や啓発、健康づくりに関することなど、様々な分野において国立循環器病研究センターとの連携・協力を進めています。
●国立循環器病研究センターと相互の連携・協力に関する基本協定書を締結
~心筋梗塞について動画でご紹介!~
「STOP MI ~心筋梗塞には前兆があります~」
~脳卒中について動画で紹介中!~
「Chek FAST ~脳卒中は突然に~」
この記事に関するお問い合わせ先
摂津市 保健福祉部 保健福祉課 健康推進係
〒566-8555 摂津市三島1丁目1番1号 摂津市役所本館1階
電話:06-6383-1386
ファックス:06-6383-5252
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