「摂津市上下水道ビジョン及び経営戦略〔改定版〕」について

市では、水需要減少に伴う給水収益や下水道使用料収入の減少、頻発する災害に対する備えや老朽化資産の更新など、上下水道事業が抱える様々な課題を踏まえ、今後の上下水道事業のあるべき姿を示す「摂津市上下水道ビジョン」を策定し、また、上下水道ビジョンで示す将来像を達成するために必要な施策を推進した場合の「投資」と「財源」を示した具体的な収支計画である「摂津市水道事業経営戦略」及び「摂津市下水道事業経営戦略」と合わせて、令和元（2019）年7月に公表いたしました。

その後、上下水道ビジョン及び経営戦略の策定から6年が経過し、新型コロナウイルス感染拡大や物価高騰をはじめとする社会情勢の変化や、DX推進、SDGsの考え方の普及及び取組、上下水道一体での基盤強化など国の新たな施策も進められ、上下水道事業を取り巻く環境は大きく変化しました。また、市の人口動態や上下水道事業の財政状況についても、当初想定したものから変化が生じています。

そのため、令和5（2023）年度末までの各施策や経営指標の進捗状況等を検証し、計画期間である令和10（2028）年度までの期間において、これまでの理念や方向性を踏襲しつつ、引き継ぐべきものや、改善し新たに取り組むべきものなどを整理し、「摂津市上下水道ビジョン及び経営戦略〔改定版〕」として策定いたしました。

人口減少に伴う水需要の減少、施設や管路の老朽化対策など、上下水道事業を取り巻く環境は依然として厳しさを増しておりますが、新たな上下水道ビジョン及び経営戦略に沿って、各種施策を進めてまいります。

なお、本ビジョン及び経営戦略に定める各種取組施策や経営指標の進捗状況や目標達成条状況につきましては、各年度の決算時に進捗管理を行い、その内容について公表してまいります。