【食育コラム】食生活改善普及運動
更新日:2023年09月19日
毎月19日は
「食育」とは、様々な経験を通じて、「食」に関する知識とバランスの良い「食」を選択する力を身に付け、健全な食生活を実践できる力を育むことです。
9月1日~30日は食生活改善普及運動
厚生労働省では9月1日から30日までの1か月間を「食生活改善普及運動」としています。
基本テーマは「食事をおいしく、バランスよく」。
「主食・主菜・副菜を組み合わせた食事が1日2回以上の日がほぼ毎日の人の割合の増加」、「野菜摂取量の増加」、「果物摂取量の改善」、「食塩摂取量の減少」および「牛乳・乳製品摂取習慣の定着」に向けた取組みについて、更に強化するため全国的に展開するものです。
野菜の摂取量の増加
生活習慣病などを予防して、健康な生活を維持するための目標量として、野菜類を1日350g以上食べることを推奨しています。
近年の調査によると、日本人は一日平均約280gの野菜を摂取しています。
あと、1皿(=70g)の野菜をプラスして健康な生活を目指しましょう!
果物摂取量の改善
適熟な果物には水溶性食物繊維が豊富に含まれます。
水溶性食物繊維は、糖質の消化管での吸収を遅延させて急激な血糖値の上昇を抑える作用があります。またコレステロールの吸収抑制や胆汁酸の吸着・排泄の作用もあり、食物繊維の摂取量が多い方が心疾患の発症リスクも低いと報告されています、日々の暮らしに果物を取り入れましょう。
牛乳・乳製品摂取習慣の定着
牛乳や乳製品はカルシウムとタンパク質を豊富に含みます。
日本人の食生活はカルシウムが慢性的に不足していると言われています。
牛乳のカルシウムは他の食品より吸収率がとても高く、コップ1杯(200ml)で一日に推奨されているカルシウムの約1/3量を摂取できます。
毎日の習慣にしましょう!
食塩摂取量の減少
日本では、味噌や醤油をはじめとする伝統的な調味料、保存がきく漬物や干物といった加工食品等、塩分を多くとる食習慣が根付いています。
近年の調査によると、男性10.9g、女性9.3gでした。食事摂取基準の目標量が男性7.5g未満、女性6.5g未満なので、目標量には程遠い結果になっています。
高血圧およびこれに合併する循環器疾患・腎疾患等の予防・治療において減塩はとても重要です。
減塩は、ご自宅でご自分で簡単に始められます。
よりおいしく楽しく健康に食生活を送ることができるようコツを身け、まずは-2g減らしましょう。
バランスの良い食生活を
主食・主菜・副菜を組み合わせた食事は、健康な食事の第一歩です。
お弁当や出前など中食を利用するときは、主食・主菜・副菜が揃うように意識しましょう。
摂津市公式クックパッドでは…
減塩レシピや野菜を使った副菜など掲載しています。
ぜひ、作ってみてください。
タラのネギ塩こんぶ蒸し
なすの揚げ浸し
この記事に関するお問い合わせ先
摂津市 保健福祉部 保健福祉課 健康推進係
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