【食育コラム】果物を食べよう!

更新日:2026年10月19日

食育の日

「食育」とは、様々な経験を通じて、「食」に関する知識とバランスの良い「食」を選択する力を身に付け、健全な食生活を実践できる力を育むことです。

知ってほしい果物の持つ力

果物の摂取により、総死亡、循環器疾患(狭心症、心筋梗塞、脳卒中など)のリスクが低くなることが明らかになっています。さらに、食道がん、胃がん、肺がんのリスクを抑える可能性も示唆されています。

また、野菜よりも果物の方が、高血圧リスク低下との関連がみられています。その理由の一つとして、塩味で味付けをすることや加熱処理をすることが多い野菜とは異なり、果物は「生で食べられる」という点にあると言われています。

日本国民の健康づくりの基本的な方針を定めた健康日本21(第三次)では、生活習慣病の予防や健康保持・増進を目的に、果物摂取量(ジャムを除く果実類)の目標値を200gに定めています。

果物に多く含まれる栄養素

果物には、ビタミンC、カリウム、食物繊維などの栄養素が豊富に含まれており、健康の保持・増進にさまざまな効果をもたらします。

ビタミンC

みかん、キウイフルーツ

抗酸化作用があり、鉄の吸収促進等の働きがあります。水溶性で加熱に弱く、調理によって失われやすいので、生のまま食べられる果物で摂ると効果的です。

カリウム

バナナ、柿

食塩の排泄を促す効果があります。カリウムは調理によって失われやすくなるため、生のまま食べられる果物はカリウムの摂取に最適です。

食物繊維

果物に含まれる食物繊維は、便秘予防の他、糖質、脂質の吸収を遅くしたり、善玉菌の増加、悪玉コレステロールの上昇を抑える働き等により生活習慣病を予防します。

現状

厚生労働省が実施した令和6年の国民健康・栄養調査によると、日本人の20歳以上の1日あたりの果物摂取量の平均は約78.1gと報告されており、目標量には届いていません。

摂津市においても、令和6年に実施した「健康せっつ21アンケート」によると、半数以上が「あまり食べない」「食べない」と回答しており、あまり食べていないことが分かっています。

果物200gはどのくらい?

1日200g果物

果物200gは、中くらいのりんごなら1個、バナナなら2本、みかんなら2個程度に相当します。

一度に食べきろうとせず、「朝食に1つ、夕食後に1つ」と回数を分けることがポイントです。いつもの献立に無理なく果物を追加する習慣を目指しましょう。

旬の果物は、比較的手ごろな価格で購入でき、味も格別です。普段は食べる習慣がない方も、旬の時期には果物に手を伸ばしてみてはいかがでしょうか。果物に含まれる栄養素など、気になる情報は広報紙の記事もぜひご覧ください。