【こどもの食コラム】幼児期の食べむらへの対応

更新日:2025年06月19日

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しょくいく

「食育」とは、様々な経験を通じて、「食」に関する知識とバランスの良い「食」を選択する力を身に付け、健全な食生活を実践できる力を育むことです。

食べむらは成長の証

こどもが成長する中で「食べむら」が出てくることは自然なことで、特にイヤイヤ期といわれる2歳頃からよく起こります。1日のうちで食べる時間帯と食べない時間帯があったり、数日間単位で食べる日と食べない日が出てくることもあります。

原因としては、成長スピードが乳児期に比較して緩やかになり、食欲が落ち付いて食べ方にムラが出ることや、遊び・食事の区別がまだつかない時期に遊びに夢中になって食べることをいやがったり、ただ気分が乗らなくて食べなかったりなど主張が出てくるなどが考えられます。個人差が大きく、全くむらがなく常に食欲があるお子さんもいますが、多くの保護者は食べむらを食事の悩みに思うことが多いようです。

食べむらは、機嫌よく元気に過ごしていて、身長・体重が成長していれば特に問題はありません。成長とともに解消することが多いので、できる対策をしながら、しばらくは見守っていきましょう。​​​​

食べむら克服の対策

1.強制しないで、楽しい雰囲気づくりを

保護者が食べさせたい量を強要したり、マナーを厳しく言い過ぎるのは、かえって食事が楽しい時間でなくなり食欲がなくなる原因の一つになります。少しでも食べられたら、たくさん褒めて食事の時間が楽しくなる雰囲気にしていきましょう!
また、保育園や幼稚園では苦手なものも量もしっかり食べるのに、お家ではあまり食べないことはよくあります。外では頑張って食べているので、まずは食べられていることを褒め、お家であまり食べられないことは大目に見てあげましょう。

2.「お腹がすいてから食べる」生活リズムをつくりましょう

できるだけ食事時間にお腹がすくように、直前におやつやお水・お茶以外の飲み物を与えないようにします。また、早寝早起きを習慣付け、体を動かして遊ぶことで自然とお腹がすくような規則正しい生活を心がけるようにしましょう。

3.食事にちょっとした工夫を

お子さんの好きな味にする、食べやすい大きさや硬さに調整するなど食べやすくなる工夫をしてみましょう。いつもと違うメニューにして変化を加えると興味が湧くこともあります。

4.おやつは適量に

甘いお菓子やスナック菓子、ジュースなどは適量を与えるようにしましょう。1~2歳のおやつはおにぎりやパン、フルーツ、乳製品など栄養を摂ることを目的として、3~5歳のおやつはお楽しみ程度にしましょう。

たべむら

食べむらを心配される保護者は多いですが、期間を設けて見てみるとエネルギーや栄養は摂れていることが多いです。1週間ぐらいの平均で様々な栄養を摂れていれば大丈夫とおおらかに考えるようにしましょう。

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くっくぱっど

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