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学校長より(四中だより11月号 巻頭言より)

 

勝ち負けにこだわる ~意味のある“負け”~

                                                                                                                                                                                                                                                     校長  荒木 智雄

 

少し前に、とある小学校の運動会を見ていた時のお話です。子どもたちは一生懸命に走り、楽しそうに演技していました。保護者席もいっぱいで、熱心にビデオ撮影する姿もあります。ところが、しばらく見ているうちに、私は違和感を覚え始めました。

「なーんか盛り上がりに欠けるなぁ・・・。なんでかな?」プログラムが“淡々と”進みます。「あ!そう か!応援団がない!!」 しかも、よく見ると、“団”そのものがなく、得点もないのでした。比べて四中は、赤青黄緑など、応援団長をリーダーとする縦割りの“団”があり、勝敗をかけて一喜一憂しながら滅茶苦茶盛り上がります。「あ~、 やっぱり四中の体育大会はいいなあ…」と思った次第です。

 

もちろん、体育大会に限らず、試合やコンクールにおいて、勝ち負け“だけ”にこだわっているわけではありません。 ましてや体育大会の勝敗で人生が決まるわけでもありません。でもねぇ、やっぱり“勝負事”は勝たないと面白くないし、そこを“楽しむ”ことも大切です。

 

そこで、「どうやったら勝てるか?」がテーマになります。事前の準備や練習内容、当日の作戦 など、頭を使います。チーム戦では、“協力”がテーマになります。この過程があるからこそ、本番が盛り上がるのです。

 

小学校の団体演技には勝敗がありません。しかし、「見ている人を感動させる演技をしよう!!」 という気持ちがなければその“作品”のレベルは上がりません。勝ち負けは外との比較ではなく、自分自身やチームの中に生まれるのです。演技を終えた後に達成感が得られるかどうか、そこが勝負です。そこに人間としての成長があるのではないでしょうか。

 

いずれにしても、勝負事には、一人ひとりの胸の中に“熱い”ものが必要です。四中のみんなにも、熱く燃えるものを持ってほしい。もちろん、必要以上に熱くなり過ぎて周囲に迷惑をかけてはいけません。何事もバランスが大事です。“楽しむ余裕”がほしいですね。負けたら何の意味もない、というのは違うと思います。熱く燃えた人ほど、その“負け”に意味があります。どんな大会でも優勝するのは一人、または1チームです。その他は、すべてどこかで負けるわ けです。その“負け”を次に生かすことが大事です。努力の過程を大切にした人ほど、負けに意味が生まれ、人生に深みが出るのだと、私は思います。

                         

 

 

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