避難所における避難生活について

更新日:2025年04月17日

過去の災害の教訓から、大規模かつ突発的な災害が発生した際は、公的支援が機能するまでに時間がかかるなど、行政主体の避難所運営は難しいことが明らかとなっています。

これを踏まえて、大規模災害時、避難所の運営が長期化する場合は、地域住民の皆さまにも、避難所運営にご協力いただきたいと考えております。

避難所運営を、市と地域が協働で円滑に進めるためには、運営体制をあらかじめ確立し、各避難所の共通ルールを、地域の皆さまに広く周知しておくことが重要となります。

 

避難所生活の心得

避難所は、大勢の人が共に生活を送る施設です。避難者同士で、助け合い・譲り合って生活しましょう。他の避難者とトラブルにならないように、一定のルールやマナーを守りましょう。

また、避難所には、高齢者・障害者・乳幼児・日本語に不慣れな外国人など、避難生活において特別な配慮が必要な方も避難してこられます。配慮が必要な方・その方を介助されるご家族などがお困りの際は、積極的にお声かけしましょう。

 

いざという時に備え、日頃から確認しておきましょう

非常用持出品を持って避難しましょう

避難される場合には、避難所で使用する非常用持出品を持って避難しましょう。

必要なものはこちらで確認し、日頃から備えておくように心がけましょう。

特に、トイレはいつ・どのタイミングでいきたくなるか分かりません。

災害発生後、避難所のトイレは、上下水道の確認などによって使用できない時間が発生します。トイレが封鎖されているときにトイレにいきたくなっても困らないように、携帯トイレを持って避難しましょう。

 

避難所におけるペットの受入れについて

国のガイドラインに基づき、市の指定避難所においては同行避難を基本としています。

同行避難とは、災害発生時、飼い主がペットと一緒に安全な場所まで避難する行為のことで、飼い主とペットが同じ空間で避難生活を送ることではありません。

避難所では、動物が苦手な人や動物アレルギーがある人等もいらっしゃるため、基本的には、避難者の居住スペースから離れた場所にペットスペースを設置します。但し、盲導犬は避難者と共に居住スペースで過ごすことができます。

また、ペット同行避難の際は、ケージをご用意ください。

避難所の状況によっては、他の避難所への移動をお願いする場合もありますので、あらかじめご了承ください。

 

※避難所へ同行することができる動物は、犬(狂犬予防接種済)・猫、その他ケージで飼育可能な小型哺乳類(リスなど)に限ります。馬などの大型動物やワニガメ・ニシキヘビなどの危険動物、魚類などは、同行できません。

 

避難所運営マニュアルについて

本市では、避難所における課題や問題点を検討・整理し、必要となる業務内容やその役割分担、スペースの配置等を明確にした避難所運営マニュアルを策定することで、地域住民が主体となって、自助・共助・公助が連携した円滑な避難所運営に資することを目的として避難所運営マニュアルを作成しております。

地域での避難所運営体制づくりや避難所運営訓練などにご活用ください。

全施設共通の避難所運営マニュアル

突発的な災害時においても、感染症対策に配慮しつつ、円滑に避難所の運営が行えるよう、全施設共通の避難所運営マニュアルを作成しております。

施設個別の避難所運営マニュアル

令和5年度以降は、上記に加えて施設個別の避難所運営マニュアルを作成しております。

災害発生直後の混乱期でも対応できるよう、全施設共通版より具体的かつその施設の特性に応じた内容としております。

施設個別の避難所運営マニュアルは、その施設の近隣にお住まいの自主防災組織、防災サポーター等にワークショップや検証訓練へご参加いただき、市と地域が共同で作成したものです。

 

今後も、他の施設におけるマニュアル作成を進めてまいります。

様式・資料など

避難所の受付時に記入いただくもの

避難所の受付では、すべての世帯代表者に氏名・住所などの必要事項を記入していただきます。

避難してこられる際は、避難者名簿や筆記用具をお持ちいただくなど、受付をスムーズに行えるよう、ご協力をお願いいたします。

記入していただく様式は、以下のとおりです。

避難所生活において使用するもの

避難者受入れ後は、以下の資料・様式を使用して避難所を運営いたします。