味舌天満宮(QRコード用抜粋)

更新日:2019年09月26日

味舌天満宮 摂津市三島3丁目9 顕彰札

社伝によれば、源満仲の弟「馬場満政」の9代の孫である摂津止々呂美(現箕面市)城主「馬場信高」から9代の孫にあたる馬場当時郎尚久が味舌郷の一邑を開拓し馬場前村と称し、源氏の氏神である八幡大神を勧請して馬場宮を造り祀る。

馬場当時郎尚久の3代の孫にあたる尚長の時、淀川の氾濫で荒廃した田地を整理している時に、菅原道真公の御神像を発見し、八幡宮に合祀する。

 奈良柳本藩織田大和守尚長は当地味舌生まれで、織田信長とは十三歳違いの弟である織田有楽斎長益の五男でもあり、寛永12年(1635年)に現社殿(本社本殿及び摂社八幡神社殿)を造営した。本社本殿と摂社八幡神社本殿は細部の様式すべて同一であり擬宝珠銘も全く同じである。現社殿を造営するにあたり、それまでの主神であった八幡大神を摂社八幡宮へ遷座し、菅原道真公を本社本殿に遷座した。

 正面の柱の間が一つしかない一間社流造で、檜皮葺屋根の庇に沿って付けた板「破風」に特徴的な装飾が施されている。蟇股や木鼻の絵様など変わった形ながら古風。庇木鼻の獅子頭など江戸前期の典型といえる。

 本社本殿と摂社八幡神社本殿は平成5年11月24日に大阪府指定有形文化財に指定された。

味舌天満宮(本社本殿)の写真
味舌天満宮(摂社八幡神社本殿)の写真

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