【こどもの食コラム】お手伝いで食への興味を育てよう

更新日:2025年08月19日

毎月19日は

しょくいく

「食育」とは、様々な経験を通じて、「食」に関する知識とバランスの良い「食」を選択する力を身に付け、健全な食生活を実践できる力を育むことです。

お手伝いで食べることへの興味を引き出す

お子さんが食べることに興味があまりない、苦手な食材がある場合には、簡単な調理や食材選びなどのお手伝いを取り入れてみましょう。食への興味を引き出す良い働きかけとなり、食べることは苦手でも、食材を触ることで苦手な食べ物への警戒心が和らぎ、好き嫌いを克服できる可能性が出てきます。

1歳ごろから大人のやることを真似したくなり、3歳ごろには言葉で意思疎通をしやすくなり、お手伝いのできることが増えてきます。こどもが興味を持ち、やりたい気持ちが高まってきたら一緒にチャレンジしてみましょう。

お手伝いの内容はこどもの発達、個性に合わせて

お手伝いは無理やりさせるのではなく、まずは保護者が作業をしているところから見せて、興味を持つようであれば、できそうな範囲でお手伝いをお願いしてみましょう。

家の中だけでなくスーパーや外食先など様々な場所で試してみましょう。庭やベランダなどで野菜を育てることもお子さんにとって良い刺激となります。

● 調理のお手伝い

・レタスの葉をちぎる
・ミニトマトのヘタを取る
・とうもろこしの皮をむく
・玉ねぎの皮をむく
・豆のさやをむく
  など

● 配膳のお手伝い

・パンをお皿におく
・ごはんをよそう
・料理を取り分ける
・テーブルを拭く
・食器(始めの頃は割れない食器を用いる)を運ぶ など

● 買い物のお手伝い

・野菜・果物などの食材を選ぶ
・スーパーなどで購入した食材を袋に入れる
・購入した食材を冷蔵庫に入れる など

● 家庭菜園のお手伝い

・野菜(なす、トマト、きゅうりなど)に水やりをする
・できた野菜を摘み取る など

こどものおてつだい

お手伝いには完璧を求めず、褒めて伸ばす!

幼児期のこどものお手伝いはなかなか上手にできませんが、少しでもできたら、感謝の気持ちを伝えたっぷり褒めてあげましょう。大人のレベルを求めるとイライラしがちなので、時間と気持ちに余裕があるときに、ほとんどできないことを前提にお手伝いをお願いしてみましょう。余裕が無い時には「味見係」をお願いするのも立派なお手伝いです!

またこどもは飽きっぽく集中力がなかなか続きません。最後までやらせようと無理強いせず、大人が途中から引き受けるつもりで頼みましょう。最初は楽しいところだけを手伝うことで意欲が高まり、段々できることも増えていきます。食への興味を持ってもらうことを目標に少しずつお手伝いをお願いするようにしてみましょう。

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くっくぱっど

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