【こどもの食コラム】幼児期の食具の使い方
更新日:2024年10月19日
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「食育」とは、様々な経験を通じて、「食」に関する知識とバランスの良い「食」を選択する力を身に付け、健全な食生活を実践できる力を育むことです。
食具を使い始めるタイミング
1~3歳ごろは、手づかみ食べから徐々にスプーン、フォーク、箸などの食具の使い方を覚える時期です。
1歳3~6か月ごろは「手づかみ食べ」が盛んな時期ですが、食具に興味を示したら持たせてあげましょう。ただし、食具を使って食べる腕、手指、口の基本の動きは手づかみ食べをすることで身につきます。手づかみ食べを十分に練習させ、ある程度上手になってから食具を開始することがポイントです。

食具の選び方と進め方
手づかみ食べがある程度上手になったら、発達に合った食具を持たせてあげましょう。
最初は唇を使って食べ物をとりこみやすく、食べ物をすくう動きを練習できるスプーンから練習することが適切です。フォークにさした食べ物は唇ではなく前歯や奥歯で取り込む動きになりやすく、食べ物が口の奥に入ると誤嚥の危険性が高くなるためスプーンが上手になってから使うことをおすすめします。
スプーンはこどもの口の横幅の2/3程度のもの、ボール部の深さが深すぎないものを選びましょう。
スプーンの持ち方は、柄を手のひら全体で握る「手掌(しゅしょう)握り」から、指が発達するにつれて第2関節よりも指先に力が入って握る「指握り」、親指、人差し指、中指で握る「三つ指握り」が順にできるようになっていきます。握り方に合わせて、最初はスプーンの柄が細すぎないものを、「指握り」「三つ指握り」になると、こどもが使いやすい太さのものを選ぶようにしましょう。

箸の使用は、高度な指の動かし方、視覚、手と口の協調運動が必要なため、スプーンやフォークが正しく使えるようになってから進めましょう。

手の機能が未発達のため、食具を上手く使えず、かき込んで食べてしまうこともあります。こどもが自分でやってみてもうまくいかない時には保護者が食具に手を添えて動きを教えたり、見本を見せてみましょう。片手で器をおさえながら、食具を使いこなせるようになるまでは、時間を要しますが、気長に見守ってあげましょう。
※参考
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