【こどもの食コラム】1歳児には食べにくい食品があります
更新日:2024年05月19日
毎月19日は

「食育」とは、様々な経験を通じて、「食」に関する知識とバランスの良い「食」を選択する力を身に付け、健全な食生活を実践できる力を育むことです。
「食べにくい」は1歳児の好き嫌いの理由の一つ
1歳頃になると味覚の発達や自我が芽生えることで好き嫌いが出やすくなる時期ですが、「形状が食べにくい」ことが理由になることもよくあります。「食べ慣れない」や「嫌い」とは違い、一過性の反応であることが多く、その後、食べる力の成長とともに食べられるようになることが多く見られます。
また、食べられるものが増え、大人の食事に興味を持つようになってきますが、急に幼児食に切り替えることはできません。1歳児は噛む力が弱く、個人差はありますが奥歯がまだ生えそろっていません。そのため、うまく噛めない、うまく飲み込めないことから、苦手な食品があります。お子さんの様子を見て、きちんと噛んで飲み込んでいるかを確認しながら、徐々に幼児食に近づけていきましょう。
1歳児が食べにくいものと調理のポイント
1歳児にとって食べにくい食品の例を下図に示します。形を変える、柔らかくする、とろみをつけるなど調理方法を変えれば食べられることもありますが、いか、たこのように弾力があり噛みにくい食品は、1歳の間は誤嚥の危険性があるため与えるのを避けるようにしましょう。
また、卵焼きの中に硬い具材を入れると具だけ出したり丸飲みする、サンドイッチのように硬さが異なる野菜を重ねたまま食べることが難しいこともあります。食感を揃えることに留意して、メニューの幅を広げていきましょう。
1歳から2歳にかけては食べにくさから食べられないことがあり、調理の工夫が必要な時期です。嫌いな食品ととらえず、「まだ食べられるようになっていない」とゆったり構えることが大切なポイントです。

※関連コラム
摂津市公式クックパッドでは・・・
こども向けの様々なレシピをご紹介しています。
毎日の食事作りにぜひお役立てください!

https://cookpad.com/kitchen/50330313
この記事に関するお問い合わせ先
摂津市 教育委員会事務局 こども家庭部 出産育児課
〒566-8555 摂津市三島1丁目1番1号 摂津市役所新館6階
電話:06-6170-2181
ファックス:06-6170-2182
メールでのお問い合わせはこちら