【こどもの食コラム】乳幼児期の便秘時の食事
更新日:2023年12月19日
毎月19日は

「食育」とは、様々な経験を通じて、「食」に関する知識とバランスの良い「食」を選択する力を身に付け、健全な食生活を実践できる力を育むことです。
乳幼児期の便秘の様子

赤ちゃんは、母乳から粉ミルクに変わった時、離乳食を始めた時など、食事のパターンが変わった時に便秘を起こしがちです。また、成長するにつれ、消化吸収が良くなってくると、食べる量が増えても排便の回数が減ってきます。
排便の回数は個人差があり、毎日出ていなくても便秘とは言いません。お子さんに食欲がありお腹にガスがたまってなければ心配ありませんが、こんな様子があれば、便秘です。
・排便の間隔がいつもより長くなっている
・うんちが乾燥し硬くなり、排便時に苦しそう
・排便があってもうんちがコロコロである
排便の間隔がいつもより2~3日以上長い場合、排便時に痛みや出血が起こる場合などは、速やかに受診しましょう。
乳幼児期の便秘の原因
乳幼児期に考えられる便秘の主な原因は、次のとおりです。
・母乳やミルク量の不足(乳児期)
・水分不足
・食事量(特に食物繊維を含む食品)の不足
・運動不足
・腸の動きが弱い
・不規則な生活リズム
・腸や肛門または全身の病気(速やかな受診が必要です)
2~3歳になると、硬いうんちを出して出血し痛い思いをすると、次の排便を我慢してさらに便秘が悪化することもあります。
便秘時の食事のポイント
便秘になった場合は、まず、母乳・ミルクを含めた水分を十分に摂れているか、食事量が不足していないか確認しましょう。そして、食事の進み具合に合わせて下記のような食品を積極的に取り入れましょう。主食を増やしたり、食物繊維の多い食材を意識して食べることで、便のかさを増やし腸の動きを活発にしていきましょう。

<注意>消化のよいものばかりや食物繊維が多すぎても便秘になりやすいので適度な量にしましょう。
また、食事時間が不規則な場合も便秘になることがあります。朝食をしっかり食べ、食事時間をなるべく決まった時間にし、体をよく動かしてよく遊ばせ、生活リズムを整えるようにしましょう。
※参考
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https://cookpad.com/kitchen/50330313
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