DPT-IPV:四種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風・不活化ポリオ)、DT(ジフテリア・破傷風)

更新日:2020年04月01日

ジフテリアは、現在では国内の患者発生数は年間0が続いていますが、アジア地域では、時折流行的発生がみられています。ジフテリアにかかった場合、一般に10%程度の方が亡くなってしまうといわれています。また、特に5歳以下や40歳以上の年齢の場合は重くなりやすく、最大で20%の方が亡くなってしまうといわれています。

百日せきは、ワクチンの接種が始まって以来、患者数は減少してきていますが、最近、長引くせきを特徴とする学童から思春期、成人の百日せきがみられ、乳幼児への感染源となり、特に新生児・乳児が重症化することがあるので注意が必要です。

破傷風は土の中などにいる菌が、傷口からヒトの体内に入ることによって感染します。土中に菌がいるため、感染する機会は常にあります。かかった場合、亡くなる割合が非常に高い病気です。

ポリオ(急性灰白髄炎)は「小児まひ」と呼ばれ、予防接種の効果により、WHOは日本を含む西太平洋地域のポリオ根絶を宣言しました。しかし、ポリオに対する警戒は依然世界中で続けられています。

DPT-IPV,DT
種別 対象年齢 接種回数 接種間隔
DPT‐IPV:四種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風・不活化ポリオ)

1期初回

生後3か月~

3回 3~8週間までの間隔をあけて接種
DPT‐IPV:四種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風・不活化ポリオ)

1期追加

7歳6か月未満

1回 1期初回接種終了後から6か月以上の間隔をおいて追加接種
DT:二種混合(ジフテリア・破傷風)

2期

11歳~13歳未満

1回  

以前に生ポリオワクチン、不活化ポリオワクチン、三種混合ワクチンを接種された方は、上記表に当てはまらない場合がありますので、ご相談ください。