高齢者の権利を守るために

更新日:2023年04月14日

高齢者虐待の防止

虐待の早期発見・早期支援や防止に取り組みます。また、必要に応じて、関係機関との連携のもと、高齢者本人や家族への支援を行います。

虐待かも?と感じた際の相談先

  • 摂津市高齢介護課(06-6383-1111)
  • 摂津市地域包括支援センター(06-6383-1377)

介護施設職員向けの権利擁護研修会の実施

摂津市では市内の介護施設職員を対象とし、虐待防止や権利擁護を学ぶための研修会を行っています。従来の介護保険施設だけでなく、有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅の職員も参加し、摂津市全体のケアの向上を目指しています。

権利擁護研修会写真1
権利擁護研修会写真2

研修テーマ

  • 平成26年度:権利擁護の理解と気づき~より良いケアを目指して~
  • 平成27年度:高齢者の権利を守る仕組みづくり
  • 平成28年度:権利擁護とは~職階別に理解を深めよう~
  • 平成29年度:高齢者の権利擁護について
  • 平成30年度:より良いケアを目指して~日頃のケアを見直してみよう~
  • 令和元年度:身体拘束について考えよう
  • 令和2年度:グレーゾーンケアと身体拘束
  • 令和3年度:高齢者の権利を擁護するために
  • 令和4年度:事例から身体拘束廃止に向けたケアのプロセスを考える
  • 令和5年度:グレーゾーンケアとは

成年後見制度

成年後見制度は、認知症や知的障害・精神障害などによって判断能力が不十分な方を支援するための制度で、家庭裁判所で選任された後見人等が本人のかわりに各種の契約を行ったり、財産の管理を行ったりして権利を保障していくものです。

本人の判断能力に応じて「後見」「保佐」「補助」の3種類があり、援助の内容もそれぞれ異なります。

相談先:地域包括支援センター(06-6383-1377)

成年後見制度の申立てについての概要

申立てができる方

本人、配偶者、4親等内の親族
手続き 家庭裁判所に書類を提出します。申立書や戸籍謄本、住民票、成年後見に関する登記事項証明書などが必要です。
費用 収入印紙、郵便切手、登記印紙など約1万円と診断書や鑑定書作成に関する費用
後見人等 親族が後見人等になることもできますし、裁判所に適任の方(弁護士や司法書士、社会福祉士等)を選んでもらうこともできます。

日常生活自立支援事業

日常生活自立支援事業は、認知症や知的障害・精神障害などによって判断能力が不十分な方が地域において自立した生活が送れるよう、利用者との契約に基づき、福祉サービスの利用援助等を行うものです。

相談先:摂津市社会福祉協議会(06-4860-6460)

日常生活自立支援事業の業務についての概要
福祉サービスの利用援助
  • 介護保険などの福祉サービスで何が利用できるかわからない
  • 福祉サービスを利用したくても手続きが複雑で一人では難しい
    など
日常の金銭管理
  • 自分で銀行や郵便局に行って、生活費を引き出すのが難しい
  • 生活費が計画的に使えないので誰かに金銭の管理をして欲しい
    など

通帳や書類、

はんこなどの預かり

  • 通帳や印鑑など、どこに置いたか忘れてしまう
  • 大事な貯金や、家の権利書など誰かに取られないか心配
    など