新型コロナウイルスワクチン接種について(注意点)
更新日:2023年08月07日
新型コロナウイルスワクチン接種について
新型コロナウイルスワクチン接種は強制ではありません。
接種希望者が、「感染症予防の効果」と「副反応のリスク」について、理解した上で、ご本人の意思に基づいて接種を受けるものです。
接種を希望しない人や医学的な事由により接種できない人もいることをご理解ください。また、接種していない人にいじめなどの差別的な扱いをすることのないようお願いします。 |
予防接種の副反応による健康被害が生じたと思われる場合は、下記のリンクをご参照ください。
感染予防の効果
日本で接種が行われている新型コロナワクチンは、新型コロナウイルス感染症の発症を予防する高い効果があり、また、感染や重症化を予防する効果も確認されています。 時間の経過とともに感染予防効果や発症予防効果が徐々に低下する可能性はありますが、重症化予防効果は比較的高く保たれていると報告されています。
副反応のリスク
新型コロナワクチン接種後、体内で新型コロナウイルスに対する免疫ができる過程で、様々な症状(注射した部分の痛み、発熱、倦怠感、頭痛、筋肉や関節の痛み、寒気、下痢等)が現れることがあります。
ワクチン接種後の副反応等に関する相談に専門の相談員が対応。詳細はこちら。 ※あくまで電話相談であり、診療などの医療行為は行うことができません ※明らかに緊急を要する場合は、119番をご利用ください 電話番号:050-3613-9605 受付時間:午前7時から午後10時まで(土日、祝日を含む) 相談受付対象となる方:大阪府民等 ※聴覚障がいのある方はファックスにて相談を受付(ファックス番号:06-4400-9419) |
【資料】
2023年4月28日副反応検討合同部会資料より(PDFファイル:1.4MB)
【接種後、数日以内に現れる可能性がある症状】
発現割合 | 症状 |
50%以上 | 接種部位の痛み、疲労、頭痛 |
10~50% | 筋肉痛、悪寒、関節痛、下痢、発熱、接種部位の腫れ |
1~10% | 吐き気、嘔吐 |
発現割合 | 症状 |
50%以上 | 接種部位の痛み、疲労、頭痛、筋肉痛 |
10~50% | 関節痛、悪寒、吐き気・嘔吐、リンパ節症、発熱、接種部位の腫れ、発赤・紅斑 |
1~10% | 接種後7日目以降の接種部位の痛みなど(接種部位の腫れ、発赤・紅斑) |
▶接種直後よりも翌日に痛みを感じている方が多いです。
▶これらの症状の大部分は、接種後数日以内に回復しています。
▶疲労や関節痛、発熱など、1回目より2回目の方が、頻度が高くなる症状もあります。
【接種後、すぐに現れる可能性のある症状】
・薬や食物が体に入ってから、短時間で起こることのあるアレルギー反応です。 ・じんま疹などの皮膚症状、腹痛や嘔吐などの消化器症状、息苦しさなどの呼吸器症状が、急に起こります。血圧低下や意識レベルの低下(呼びかけに反応しない)を伴う場合を、アナフィラキシーショックと呼びます。 ・起こることはまれですが、接種後に、もしアナフィラキシーショックが起こっても、すぐに対応が可能なように、医療機関等では、適切な医療体制を整備しています。 |
・ワクチン接種に対する緊張や強い痛みをきっかけに、立ちくらみがしたり、血の気が引いた時に気を失うことがあります。 ・誰でも起こる可能性がある体の反応で、通常、横になって休めば自然に回復します。 ・倒れてケガをしないように、背もたれのある椅子に座って様子をみてください。 |
3回目接種後の副反応について
ファイザー社とモデルナ社、いずれのワクチンも2回目と同様の症状が見られます。ワクチンごとの症状の特徴は、以下のとおりです。
【ファイザー社ワクチン】
1・2回目の接種と比較して、「主に脇の下のリンパ節の腫れが多いこと(5%程度)」が報告されています。症状は軽く、数日以内に回復することが多いですが、腫れがひどかったり長引く場合は、医療機関を受診してください。
【モデルナ社ワクチン】
1・2回目の接種と比較して、「発熱などの症状が少ないこと」「リンパ節の腫れが多いこと(20%程度)」が報告されています。症状がひどかったり長引く場合は、医療機関を受診してください。
【接種後、数日以内に現れる可能性のある症状】
発現割合 | 症状 |
50%以上 | 接種部位の痛み、疲労 |
10~50% | 頭痛、筋肉痛、悪寒、関節痛 |
1~10% | 38度以上の発熱、接種部位の腫れ、発赤、リンパ節症(※) |
(※)リンパ節症は、接種後1か月以内のデータを記載
発現割合 | 症状 |
50%以上 | 接種部位の痛み、疲労、頭痛、筋肉痛 |
10~50% | 関節痛、悪寒、吐き気・嘔吐、リンパ節症、発熱、接種部位の腫れ、発赤・紅斑 |
1~10% | 接種後7日目以降の接種部位の痛みなど(接種部位の腫れ、発赤・紅斑) |
▶接種直後よりも翌日に痛みを感じている方が多いです。
▶これらの症状の大部分は、接種後数日以内に回復しています。
«副反応に関する参考リンク≫
・ワクチンの有効性と副反応について(厚生労働省・新型コロナワクチンQ&A)
以下の症状が出たときの対応について
・市販の解熱鎮痛薬(アセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬[イブプロフェンやロキソプロフェン等])で対応いただけます。 ・発熱時には、水分を十分に摂取することをお勧めします。 ・妊娠、授乳中の方や胃潰瘍、腎機能障害、喘息などの持病のある方は、薬剤師や医師に相談ください。 |
・かゆい場合は冷やしたり、抗ヒスタミン剤やステロイドの外用薬(軟膏等)を塗ると、症状が軽くなります。こうした成分は、市販の虫刺されの薬などにも含まれています。 |
※いずれの場合も症状が重い場合、長引く場合は、医療機関等への受診や相談をご検討ください。
その他について
【心筋炎・心膜炎について】
・新型コロナワクチン接種後、頻度としてはごく稀ですが、心筋炎や心膜炎になったという報告がなされています。軽症の場合が多く、心筋炎や心膜炎のリスクがあるとしても、ワクチン接種のメリットの方が大きいと考えられています。
※mRNAワクチン(ファイザー社及びモデルナ社のワクチン)接種後については、高齢者よりも思春期や若年成人に、女性よりも男性に、より多くの事例が報告されています。心筋炎や心膜炎の典型的な症状としては、ワクチン接種後4日程度の間に、胸の痛みや息切れが出ることが想定されます。特に若年の男性は、こうした症状が現れた場合は速やかに医療機関を受診することをお勧めします。
この記事に関するお問い合わせ先
摂津市 保健福祉部 保健福祉課 健康推進係
〒566-8555 摂津市三島1丁目1番1号 摂津市役所本館1階
電話:06-6383-1386
ファックス:06-6383-5252
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