【食育コラム】授乳期の産婦のための手ばかり栄養法
更新日:2021年10月19日
毎月19日は

「食育」とは、様々な経験を通じて、「食」に関する知識とバランスの良い「食」を選択する力を身に付け、健全な食生活を実践できる力を育むことです。
手ばかり栄養法とは
自分の手は自分サイズ。
手ではかった食事は自分の身体に合うようになっています。
授乳期のお母さんの食生活も、少し工夫した手ばかり栄養法で見直してみましょう。

しっかり食べる(魚・肉・たまご・とうふ)
からだを構成するためのタンパク質・脂質を多く含む 魚・肉・たまご・とうふ は両手に入る程度の量を一日でしっかり食べましょう。
とうふ1/2量程度、または納豆1パック程度を追加しましょう。
たっぷり食べる(野菜類)
からだの働きをサポートするための、ビタミン・鉄分・食物繊維を多く含む 野菜類 は生の状態で、両手をたくさん開いた量の3杯分たっぷり食べましょう。
授乳期間中は、さらに両手1杯分の緑黄色野菜を追加しましょう。
野菜は加熱するとかさが減るので、調理方法を工夫して積極的に取り入れましょう。
ほどほどに食べる(果物類)
健康維持や病気予防に効果のある栄養素を豊富に含むものも多い 果物類 は人差し指と親指で輪っかを作りその中に入る程度、ほどほどに食べましょう。
1.5倍量くらい程度まで量を増やしてもよいでしょう。
そのほかに・・・
ごはんやパンは、大切なエネルギー源。
ごはんなら小盛1杯分、パンなら6枚切り1枚分を追加しましょう。
イモ類は野菜の中でも炭水化物が多いため、一日で中サイズを1個くらい。
牛乳は一日200mlを目標に毎日飲むようにし、100ml程度追加することを意識しましょう。
ヨーグルト1パックでも良いでしょう。
また、カルシウムの吸収をサポートするビタミンDを合わせてとりましょう。
ビタミンD:きのこ類、鮭などに多く含まれる
菓子類・酒類などの嗜好品
お菓子は食べすぎ注意!ついつい手を伸ばしてしまうこともあると思います。
この際、おうちのお菓子ストックは卒業しましょう。
授乳中の母親の飲酒は、アルコールが母乳に入ります。胎児の発達にも影響があると言われているため、授乳中の方は完全にお酒を止めるようにしましょう。
日ごろの食生活に「手ばかり」を取り入れ、量とバランスを自己管理できるようにしましょう!
減塩も大切
20~30代女性は、それ以上の年齢層と比較して、外食や加工食品からの食塩の摂取が多いことをご存じでしょうか。
食塩の過剰摂取は、高血圧、脳梗塞や心筋梗塞などを起こしやすくします。
栄養成分表示等を積極的に活用して、食品や外食を選ぶ習慣を身につけ、減塩調味料や減塩加工食品を上手に取り入れることで、おいしく減塩を実践しましょう。
この記事に関するお問い合わせ先
摂津市 保健福祉部 保健福祉課 健康推進係
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