【食育コラム】歯と栄養のこと

更新日:2022年06月19日

毎月19日は

食育の日

「食育」とは、様々な経験を通じて、「食」に関する知識とバランスの良い「食」を選択する力を身に付け、健全な食生活を実践できる力を育むことです。

8020(ハチマルニマル)運動

毎年6月4日~10日は、「歯と口の健康週間」に定められています。

いつまでも食事をおいしく食べ、健康に過ごすためには丈夫な歯を持っていることが大切です。

「80歳になっても自分の歯を20本以上残して健康に過ごそう」という趣旨の「8020運動」が国から提唱されています。

20本以上の歯があれば、食生活にほぼ満足することができるといわれているため、歯と食事・栄養は切っても切れない関係です。ぜひこの機会に考えてみましょう。

オーラルフレイル

口を開けた人

噛んだり、飲み込んだり、話したりするための口腔機能が衰えることを「オーラルフレイル」といいます。実は子どもを含めた若い世代にも増えています。

食事を通して噛む力を鍛えることでオーラルフレイルの予防に繋がります。

次のような工夫を、日々の食事に取り入れてみましょう。

 

ただし、噛むこと、飲み込むことに不安がある方は無理せず、自分にあった食事をとるようにしてください。

噛み応えのある食事の工夫

たけのことれんこん

★ひき肉よりも塊肉を選ぶ

★食物繊維が多い食品や硬い食品を使用する

例えば…ごぼう・れんこん・たけのこ・しいたけなど

調理の工夫

★食材を大きく切る

大きめや不揃いに切ると自然と噛む回数が増えます

★食材によって加熱時間を変更する

加熱時間が長いと肉は身が締まって噛み応えが増しますが、逆に野菜は軟らかくなります。食材によって加熱時間を変更し、食材本来の食感を楽しみましょう

★水分の少ない調理方法を選ぶ

焼く・揚げるなどの調理方法は水分が少なくなり噛み応えが増します

 

他にもオーラルフレイルについて動画で紹介しています

ぜひご覧ください!

噛みにくさなどの自覚症状がある場合は…

食べにくい食材を避けずに調理で工夫をし、栄養不足にならないようにしましょう。

同時に、虫歯や歯周病を放置するなど、口の健康への関心の低下はオーラルフレイルに繋がります。

日頃から歯磨きや定期的な歯科受診で口の中を健康に保ちましょう。

 

楽しく充実した食生活を送り続けるために、全てのライフステージで健康な歯を保ちましょう!!

食育月間

毎年6月は食育月間です。

摂津市では、この食育月間にこども園・小学校・中学校で共通したテーマの食育推進に取り組んでいます。

今年度は「減塩」をテーマとし、6月17日にそれぞれ給食提供を通して食育を実施します。

キャラクターPちゃん
キャラクターQちゃん