【食育コラム】ロコモ予防

更新日:2024年01月19日

毎月19日は

食育の日

ロコモとは・・・

ロコモティブシンドローム(運動器症候群)の通称です。

骨や関節、筋肉など運動器の衰えが原因で、「立つ」「歩く」といった機能(移動機能)が低下している状態のことをいいます。

身体を動かす時間が減ると、どの世代においても注意が必要です。

ロコモを防ぐ栄養摂取のポイント

低栄養には要注意!

低栄養とは、極端に痩せていたり、食事がとれていなかったりすると陥いる、栄養状態が低下している身体のこと。

特に高齢期ではこの状態に陥り易く、これをきっかけに寝たきりなどの要介護状態につながることもあります。

いろいろな食材を偏りなく十分に食べる、ということが低栄養の一番の予防になります。

主菜・副菜は毎食、牛乳・乳製品・果物は毎日

バナナ_りんご_牛乳

主食(ごはん・パン類)だけで済ませるのではなく、主菜(肉・魚・卵・大豆製品などのおかず)と副菜(野菜類のおかず)を添えてみましょう。

牛乳・乳製品や果物は毎日とることを心がけましょう。

面倒だな・・・忙しいな・・・と思うときも、朝ごはんに牛乳・乳製品を追加したり、味噌汁を具だくさんにして様々な食材をまとめてとってみたり、一日のどこかだけでも無理のない範囲で始めてみてください。

骨を強くする食事

骨のイラスト

骨と言えばカルシウム。骨を作る材料にとても重要な栄養素なので、不足しないよう牛乳・乳製品を中心に積極的にとるように心がけましょう。

それだけでなく、たんぱく質・ビタミンD・ビタミンKも必要です。

たんぱく質は肉・魚・牛乳・大豆などがおすすめです。

ビタミンDはカルシウムの吸収を高める働きがあります。鮭・きのこ類から多く含まれますが、太陽の光を浴びることでも体の中で作ることができます。

ビタミンKは骨の形成や質の維持に働きます。納豆や緑色の野菜類に多く含まれます。

筋肉を強くする食事

筋肉を強くするために必要な栄養素はたんぱく質です。

肉・魚・卵のような動物性のものも、大豆などの植物性のものもバランス良くとりましょう。

ただし、食事でとる栄養素を筋肉に利用するためには、エネルギーをしっかりとることが重要です。エネルギー不足の体ではせっかく食事からたんぱく質をとっても、うまく利用できません。

エネルギーは主食(ごはん・パン)からしっかりとるようにしましょう。

食事は楽しく食べましょう

ただ食生活に気を配ったり、意識をするだけでは、なかなか続かず根本的な見直しにつなげることが困難です。

家族を中心に、お互いの目でバランスやリズムを整えていきましょう。

環境や盛り付け、器などを少し変えることも、気分が変わるきっかけになります。

日常の中で少し工夫をして、楽しく食事をしましょう。

摂津市公式キッチンでは…

いろいろな食材を使ったレシピを掲載しています。

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