大規模な地震発生時における対応訓練を実施しました。

更新日:2021年04月06日

令和3年3月17日(水曜日)吹田市・摂津市消防指令センターにて、大規模な地震発生時における対応訓練を実施しました。

今回の訓練では、吹田市・摂津市において大規模な地震が発生し、多数の119番通報が入電したという想定で訓練を実施しました。

訓練では、指令センター内での初動体制の確立、119番通報への的確な対応、災害現場に出動する車両の選別等を実施し、実災害に即した訓練を行うことにより、知識及び技術の向上を図りました。

119番の受付を行っています。

 

大規模な地震が発生した際は、多数の119番通報が入ります。全ての事案に対応するには限界があるため

通報段階で、指令員が緊急度の優先順位を判断するコールトリアージを実施します。

災害現場に出動する車両の選別を行います。

 

大規模な地震が発生した際は、より緊急度の高い災害現場から出動させる必要があるため、迅速かつ適切に車両の選別を行っていきます。

災害現場に出動している隊員と無線での交信を行います。

 

出動隊の活動状況を把握するため、常に無線での交信を行い指令センターと出動している隊とで情報を共有していきます。

講評を受けている様子です。

最後に

消防指令センターでは、指令員一人ひとりがそれぞれの役割を把握し、効率的かつスムーズに災害事案へ対応できるよう、このような訓練を実施しています。

記憶にも新しい、2018年6月18日に発生した大阪府北部地震の際には、膨大な数の119番通報が入りました。これらの119番通報のなかには、緊急性の乏しいものから、人命救助や救急要請のような緊急性の高いものまで、さまざまな通報がありました。災害発生直後は、市民の皆様もパニックに陥ることもあると思いますが、そのような状況下であっても、いち早く市民の皆様の安心・安全を確保するため、指令員として迅速かつ適切な対応ができるよう訓練を重ねていきたいと思います。