大阪成蹊大学×摂津市広報課 連携企画

更新日:2023年04月01日

大阪成蹊大学の学生と広報せっつ10月号を作成しました!

本市と連携協定を結ぶ大阪成蹊大学の、経営学部 経営学科 公共政策コースの学生4名が、官学連携活動の一環として、広報せっつ10月号の特集記事を企画・作成しました。

特集記事のテーマは「消防×救急」。広報紙そのものや、消防・救急といったテーマに関心の低い若者を含む市民の皆さんにとって、わかりやすく、親しみやすく、興味を持ってもらえる紙面になるよう、学生ならではの視点を意識し、内容や構成、レイアウトなど一から企画していただきました。

5月 連携企画スタート

打ち合わせ1

連携企画が本格的にスタートしたのは5月。

「消防」・「救急」をテーマに、どのような情報を伝えたいか、どのような紙面にしたいかなどを広報課職員と話し合いました。

6月 現地取材

取材1

前回の打ち合わせを受け、メンバー同士で消防職員へのインタビュー内容やどのような写真が必要かなどを練り、現地取材に臨みました。

(インタビュー企画で使用するハート型色紙も学生が持参!)

緊張の面持ちだった学生たちですが、消防職員の話を詳しく聞くことができ、広報紙面のイメージも具体的になってきました。

取材3

▲紙面で使うかも?消防車両も撮影

取材2

▲真剣に取材を進める学生

7・8月 追加取材・中間発表

中間発表

▲特集記事について中間発表をする学生

6月の現地取材を経て、更に深堀りしたい項目について追加での取材を行いました。

また、ゼミ内では進捗や特集記事の内容について中間発表を行い、方針を固めました。

並行して、紙面の内容や構成、レイアウトなどについて、広報課職員と打ち合わせを重ねていきました。

取材3

▲消防車両、ロッカー室などの取材も行いました

中間発表

▲インタビュー企画の写真をチェック中・・・

チェック

複数回の現地取材と学生同士・広報課職員との打ち合わせを経て、編集作業を行い、特集記事が形になってきました。

編集された紙面を何度もチェックし、細かい調整を行いました。

9月 広報紙完成

広報せっつ10月号

▲完成した広報せっつ10月号

ついに、広報紙「広報せっつ」10月号が完成しました!

学生たちと連携し作成した特集は、「消防×救急」をテーマに全6ページ。

ポップなデザインと読み応えのある内容になっています。

記事の内容

1 火災予防(P4-5)

摂津市消防本部への取材をもとに、火災発生の現状(発生要因及び最近の変化等)を紹介し、火災予防に必要な注意点等の周知を図っています。

2 インタビュー企画「あなたの“ハート”は?」(P6-7)

摂津市がハート型をしていることに着目し、どのような「思い=ハート」を胸に日々の業務に励んでいるのかを職員にインタビューしています。

3 救急車の適正利用(P7-8)

救急車利用の現状・課題を紹介し、救急車の適正利用について呼びかけています。また、救急車を呼ぶべきか判断に迷った場合の判断基準や「#7119(救急安心センター)」の活用についても紹介しています。

市長への報告会

令和4年9月30日(金曜日)に、森山一正市長への報告会を開催しました。企画の狙いや活動の経緯、記事を通して伝えたい想い、連携活動を終えての所感等を発表しました。

今回の特集記事を作成するにあたって、学生たちは、

「救急車の適正利用や火災予防など『命』に関わる重要なテーマを伝えるという課題と、広報紙への関心が低い若い世代にとって、わかりやすく親しみやすい記事にするという課題があり、両方の課題を解決するにはどうすれば良いかを考えるのが難しかった。グループのメンバーで何度も話し合いを重ねました。」

「市の広報紙にはどのような役割があるのか、そしてその広報紙はどのようにできているのか、何もわからないままスタートしましたが、こうやって形になったことが嬉しく、自信につながりました。」

などと感想を述べました。

発表風景1
発表風景2

 

 

市長コメント

市長は、

「連携事業の成果報告を聞き、感銘を受けました。『安全・安心』は街づくりの“いろは”の“い”。日々、事件や事故、災害、犯罪等が起きる中、第一線で身を挺して活動する消防職の目線に立ち、「救急」「消防」をテーマに今回の特集記事を作成いただいたことは、本当にありがたいことと思います。」

「広報紙というものは通常、『知らせる』立場にあるものが様々な工夫をして作るものであるが、果たして『読む』人の目線に立てているかと考えたとき、欠けてしまう視点も案外ある。今回のように、学生の目線、一般市民の目線から、何かを『知りたい』『見たい』という感覚を持って広報紙を作るというのはあまりない貴重な機会。学生の皆さんが作成した広報紙が全市民に届き、どんな反応が得られるのか非常に楽しみです」

と学生たちを労い、コメントしました。

 

学生の皆さんのアイディアを活かし、若者らしいポップでわかりやすい特集記事を完成させることができました。約半年間の連携企画、お疲れさまでした!

市長と学生