被爆樹木の苗木
更新日:2023年07月25日
摂津市は昭和58年3月に平和都市宣言を行うとともに、平成21年7月に平和市長会議(現:平和首長会議)に加盟し、平和を願う世界の国々や地域とともに核兵器廃絶と世界恒久平和の実現を願っています。
その取組の一つとして、原爆で被爆した大木の苗木をもらい受け摂津市内の公共施設に植樹しています。
アオギリは広島、クスノキは長崎で被爆しましたが、芽を吹き返したものです。
令和5年度は、三宅柳田小学校にクスノキの苗木を植樹しました。
三宅柳田小学校で植え付け(クスノキ)
令和5年7月20日、三宅柳田小学校の児童が原爆で被爆した大木を親木とするクスノキの苗木を中庭に植え付けました。

三宅柳田小学校で植え付け(アオギリ)
令和3年7月20日、三宅柳田小学校の児童が原爆で被爆した大木を親木とするアオギリの苗木を中庭に植え付けました。


摂津小学校で植え付け
平成30年2月7日、摂津小学校の児童が原爆で被爆した大木を親木とするアオギリとクスノキの苗木を校庭に植え付けました。
苗木の説明
被爆アオギリの親は、1945年8月6日、爆心地から1.3Kmの旧広島逓信局の中庭で被爆しました。熱線と爆風により激しく焼けてえぐられた状態でしたが、翌年の1946年の春、奇跡的に芽を吹き返し、人々に生きる希望と勇気を与えました。1973年、中国郵政局(現日本郵政公社中国支社)の新庁舎建て替えにあたり、平和公園内に移植されました。
被爆クスノキの親は、1945年8月9日、爆心地から約800mの長崎市の山王神社境内で被爆しました。焦土の中で青々と芽を吹き返し、人々に生きる希望と勇気を与え、1969年には長崎市の天然記念物に指定されました。
この2本の大木から生まれた種が成長し、被爆2世として平和と命の尊さを世界中に伝えてくれています。
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