先輩職員からのメッセージ5(土木職 平成27年9月掲載)

更新日:2018年03月30日

下水道事業課 寺田 荘史(土木職 平成19年4月入庁)

下水道事業課 寺田荘史さんの仕事風景

志望動機

私は大学院でコンクリート工学を専攻し、大学院卒業後はこれまで学んだ知識を生かし、地図に残るような大きな仕事をしたいと思い、コンクリート橋をつくる民間企業に就職しました。

民間企業にいた時は、施工が終わると開通を見ないまま次の現場に移動します。民間企業で5年ほど働いたときに、いいものをつくるだけでなく、つくったものを使う人の顔が見える仕事をしたいとの思いが強くなり、公務員を意識しました。公務員を意識した時に、一番初めに働きたいと思ったのが摂津市でした。摂津市は自分が生まれ育ててくれた街であり、この街の人たちの顔が見えるところで働きたい、この街の人たちが安心して生活できるインフラ整備に貢献したいと思い、摂津市を受験しました。

仕事について

私は下水道事業課にて公共下水道の設計施工を担当する係で係長をしています。下水道の役割には大きく分けて、「街をきれいに保つための汚水整備」と「道路や宅地の浸水を防ぐための雨水整備」があります。現在、汚水整備は約99%とほぼ終わりを迎え、今後は雨水整備に力を入れていかなければなりません。

下水道事業課では昨今のゲリラ豪雨等による浸水被害を起こさないよう、雨水整備による浸水対策事業を進めています。浸水対策は市民の皆さんの安心安全と財産を守るため重要な事業だと認識しながら取り組んでいます。

摂津市を志望されるみなさんへ

平成28年度に本市は、市制50周年を迎えます。一般的に土木構造物の耐用年数は50年と言われており、今後は本市の発展を支えてきたインフラ施設が耐用年数を迎えます。今後私たち技術系職員は、今あるインフラ施設をどのようにして安心安全な形で次の世代へ引き継いでいくかを考えていかなければなりません。

これから摂津市に入庁される技術系職員は、未来の街づくりの担い手となっていくことが求められます。今あるインフラ施設をどのようにして次世代に残していくかを考えていくためには、摂津市を志望される皆さんに何よりも摂津市の事を大好きになって頂きたいと思います。大好きな街だからこそ「より良くしていきたい」という気持ちが芽生えてきます。ひとりひとりの「より良くしたい」という気持ちが、「いいものをつくりたい」と思う熱意となり、この街のインフラ施設を見守り、この街を大きく変えていきます。

摂津市を「より良くしたい」と思う気持ちを持った人たちと一緒に未来の摂津をつくっていきたいと思っています。