先輩職員からのメッセージ4(事務職 平成27年9月掲載)

更新日:2018年03月30日

障害福祉課 森口 雅志(事務職 平成17年4月入庁)

障害福祉課 森口雅志さんの仕事風景

市役所の仕事について

皆さんは「市役所の仕事」と問われた時、どのような業務が頭に浮かびますか。多くの方は直接窓口へ出向く部署も限られ、身近なところで戸籍・住民票の発行業務や国民健康保険・国民年金の手続業務がまず思い浮かぶのではないでしょうか。しかし、実際には管理部門、福祉部門、税部門、教育部門、土木部門、建築部門、環境部門、水道部門、消防部門、等々・・・その構成も事務職、技術職、専門職、消防職など多岐にわたっています。

このように多種多様な業務を抱えた組織ですので、特に事務職の場合、数多くの部署を経験するチャンスがあります。市役所では部署が異なれば業務内容も全く別物となることがほとんどで、場合によっては、異動は「転職」に等しくなり、前の部署で培った経験があまり活かせないこともあります。

私自身、最初に配属された生活保護担当課では、生活相談や生活支援など市民の方のプライバシーに深く関わり、家庭訪問等のため頻繁に市内を駆け巡る身体主体の業務に就きましたが、2箇所目の財政課ではそれまでとは真逆の、職員や業者の方との関わりが主となり、毎日机でパソコンと対峙する頭脳主体の業務に従事しました。3箇所目の環境業務課ではごみの減量推進に携わり、施設の整備検討や地元自治会等との協力関係の構築に精を出し、現在の障害福祉課では障害者支援のための障害福祉サービスの提供等に関わっています。

このように、異動するたび畑違いの部署へ行き、イチからではなくゼロから新たな仕事を覚えることを繰り返しています。しかし、それは決してマイナスなことではなく、より多くの知識を得られ、より広い視野を持つことができる貴重な機会となります。己を磨き、常に成長を志す皆さんにとって、市役所とは何ものにも代えがたい充実感を与えてくれる魅力溢れた職場となるのではないでしょうか。

摂津市を志望される皆さんへ

「公務員の仕事は、民間企業に比べれば楽な方だ」というような印象をお持ちであれば、実際に働きだしたときに現実とのギャップに驚き、戸惑うことになるでしょう。いまはどこの自治体でも財政難のなか人員削減を進めており、最小限の人員かつ最小限の経費で最大限の成果を出すことがこれまで以上に要求されています。都度変化する時代のニーズに合致した市民サービスを提供し、限られた条件で最大限の成果を出すには、皆さんの自由な発想力、積極的な行動力、持続的な向上心が必要です。

若さは最大の武器であり、最上の肩書です。市役所という「お堅いイメージ」の殻を破り、「公務員」という古き悪しき先入観を打破するため、ぜひ皆さんが柔軟剤・起爆剤となって新たな「摂津市役所」を創り上げる一翼を担う存在となることを期待しています。

「今まで何をしてきたか」は重要ではありません。大切なのは「これから何をするのか」です。溢れる想いと煮えたぎる情熱を抑えきれない「やる気・元気・本気」のあなた、今こそその熱意の矛先を我が摂津市へ!