先輩職員からのメッセージ22(事務職 令和2年9月掲載)

更新日:2020年09月11日

積極的に意見を出し合えるような雰囲気づくりを心掛けています

どんな仕事をしていますか?

現在は市民課の係長として戸籍に関する仕事に携わっています。

戸籍とは、人の出生から死亡に至るまでの親族関係を証明する公的なもので、その届書の種類は30種類以上にもなります。届書を受理することで、親子関係や婚姻関係が成立したり、相続に大きな影響を及ぼしたりするなど人の人生と密接に関わるため、届出内容の審査には慎重かつ正確な判断が求められます。

私は市民課に配属されるまでに、介護保険課(現:高齢介護課)、人事課、子育て支援課に配属されていましたが、異動で異なる部署に配属されると、その部署の業務について一から勉強しないといけないため苦慮する部分もありますが、様々な角度から市民サービスに携われることは自治体職員の魅力だと思います。

係長として工夫していることはどんなことですか?

仕事をする上で意識をしていることは、常に改善の余地がないか疑問を持ちながら業務に取り組むことです。定例的な事務や作業であっても「何か改善できるところはないか」という意識を持たないと、継続的な業務改善を行うことはできません。業務の本質的なことを理解せず前例踏襲で業務を行った結果、イレギュラーに対応できずに、結果的に市民サービスの低下に繋がる恐れもあります。

現在は、係長として普段から係員全員が積極的に意見を出し合えるような雰囲気づくりを心掛けています。皆で同じ目標を持って業務改善に取り組み、その達成感を共有できることにやりがいを感じています。

どのような人と一緒に働きたいですか?

皆さんは「役所仕事」と聞いてどういうイメージを持たれますか?  あまり良い場面で使われる言葉ではないかもしれません。確かに市役所の仕事は、様々な法令や条例に基づいて業務を行っている上、すべての市民に対し公平・公正でないといけないため、ルールに縛られた単調な仕事のように感じられるかもしれません。

しかし実際は、そういった業務一つにおいても業務の本質的な意味や目的を考え、様々な視点から「役所仕事」を見つめることで、事務手続きの変更や新たな制度の創設など、市民サービスを向上させることができます。

よりよい仕事を行うためには考え続けることや努力することを惜しまない、そんな皆さんが摂津市役所に入庁し、活躍してくれることを期待しています。