先輩職員からのメッセージ18(土木職 令和2年9月掲載)

更新日:2020年09月07日

微力でも、誰かの役に立てていると実感しています

どんな仕事をしていますか?

水みどり課水路係で、市が管理する水路および水路にあるポンプ場やゲート設備など各種施設の維持管理や、修繕に向けた発注業務、工事監督業務を行っています。

また、水路に関する市民のみなさまからの要望への対応や、地域の方と協力して水路の美化活動を行ったりもします。

摂津市の特徴として市内にはたくさんの水路があり、網目状に存在しております。農業用水路として利用されるものだけでなく、地域の雨水排水の役割を担っている水路も多くあり、実は陰ながら市民のみなさまの生活を支えています。日常の中で水路のことを意識されることはあまりないと思いますが、水路は摂津市にとってなくてはならない施設です。

また、摂津市は水路が多いことに加え、淀川や安威川といった河川が流れており、台風や豪雨などの影響で河川や水路の増水が発生した場合、市内が浸水被害を受ける可能性もあります。そのため、大雨や洪水の警報が発令されたときなどに、市民のみなさまの安全を守るべく防災対応を行う業務などもあります。

仕事をする上での目標を教えてください

水みどり課水路係は、水路の水を送り出すポンプや水を止めるゲートなど、農業用水や雨水排水に重要な設備を管理しています。

設備の中には老朽化により機能が低下しているものもあります。老朽化した設備は更新することが理想ですが、更新には多くの費用がかかってしまうため、全ての設備を更新することはできません。

そこで、設備の更新ではなく必要な修繕を行うことで費用を抑え、機能の維持向上を果たすことで、より少ない経費で市民のみなさまの生活を守ることにつながると考えています。そのような修繕工事の設計をするための知識や技術を習得することが、目下の私の目標です。

 

就職活動中の皆さんへのメッセージ

私は大学卒業後、インフラ設備の製造会社に就職し、ものづくりに携わる仕事をしていました。インフラ設備を通じ社会貢献をすることを目標にしていましたが、人々にもっと身近なかたちで社会貢献ができないかと思い、転職を決断しました。

技術職も事務職と同様に窓口対応やデスクワーク中心のイメージがあるかもしれませんが、実際は現場に出る仕事が多くあります。水路の維持管理や市民のみなさまからの要望対応など、一日中外回りをしている日や力仕事の日もあります。

現場へ出向き汗を流すことは大変ですが、書類だけの仕事より微力ながら誰かの役に立てていると、やりがいを体で感じることができると思います。

水路に興味がある方、現場が好きな方、是非摂津市を受験してください。