オープンファクトリーについて
更新日:2024年10月25日


「オープンファクトリー」は、ものづくり企業が生産現場を外部に公開したり、来場者に実際にものづくりを体験してもらう等、従来から工場見学という形で実施されてきた取組みです。
近年では、企業単独ではなく、地域内の中小企業等が集まり、地域の一体性や魅力づくりの取組みへと進展を見せており、持続可能なまちづくりの手段として注目されている取組みになります。
近畿経済産業局(外部リンク)のページで詳しく紹介しています。
本市においても令和6年度から、市内中小企業等と協働し『せっつキッズファクトリー』という名称で、オープンファクトリーを開催(市商工会と共催)しています。
★★★特設ホームページはこちら★★★
※令和6年度は10月19日(土曜日)に実施済
小中学生を中心とした子どもたちとその保護者に来てもらいたいという思いから、イベント名に「キッズ」を冠しています。
子どもたちがものづくりの現場を訪れ、「こんなふうにモノが作られるんだ!こんな職業があるんだ!」ということを肌で体感してもらうことで、将来の選択肢を広げ、社会に関心を持ってもらえるような取組みにしたいと考えています。


せっつキッズファクトリー実行委員長インタビュー
せっつキッズファクトリー実行委員会の委員長であり、参加企業の1社である上野鉄工株式会社の上野社長にインタビューを実施しました。記念すべき第一回目のイベント実施にあたり、課題や意気込み等、ものづくり現場の生の声を聞かせていただきました!
上野鉄工株式会社 代表取締役
上野 陽一 氏
Q1,自社や他の町工場を見ていて感じる課題を率直に教えてください。
取引先からは、「摂津は元気な会社が多い」とよく言われます。実際に周りには忙しい会社が多いな、という印象を持っています。
一方で中小企業では、人手不足が深刻な問題になっていると感じています。求人しても人が来なかったり、離職したりという話は他人事ではありません。次世代を担う人材を確保・定着させるため、必死に取り組んでいるところです。
Q2,これまで単独で工場見学等を行ってきておられるかと思いますが、今回、参加企業5社で集まって開催しようと考えたきっかけを教えてください。
きっかけは、所属している摂津市商工会工業振興委員会で話題に上がったことです。当時から他社と合同で地域のイベントに出展することはありましたが、新たなチャレンジとしてやってみようと、私が旗振り役となって声をかけたところ、鳥飼地域の元気な5社が集結しました。
実行委員会を形成するにあたり、5社だけでなく、金融機関、摂津市商工会等、様々な団体に賛同していただき、強力なバックアップをいただいています。
Q3,本イベントで、どのようなことを期待しますか?
普段見ることができない工場の中身を、子どもたちにぜひ見てもらいたいと思っています。
上野鉄工は、ベトナムにも工場を立ち上げています。海外の製造現場で感じることは、日本人の「繊細さ」です。この「繊細さ」が日本の製造業を支えてきた根幹であると感じています。
子どもたちには、ものづくりの現場を見て、将来の日本を支えるきっかけになってほしいと思っています。あるいは、大人になって就職のことを考えた時に、子どもの頃に訪れた工場のことを少しでも思い出してくれれば嬉しいなと思います。
Q4,記念すべき第一回目のイベントに対する意気込みを教えてください!
5社で力を合わせて頑張りますが、最優先事項は来場者の『安心・安全』です。
たくさんの人の笑顔を見たいので、皆さんぜひご来場ください。
この記事に関するお問い合わせ先
摂津市 生活環境部 産業振興課 商工労政係
〒566-8555 摂津市三島1丁目1番1号 摂津市役所新館4階
電話:06-6383-1362
ファックス:06-6319-5068
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