クビアカツヤカミキリが確認されたことについて

更新日:2024年07月17日

クビアカツヤカミキリは、サクラやモモ、ウメなど主にバラ科の樹木に寄生し、枯死させる恐れのある昆虫です。 全国で被害が拡大しており、大阪府内では平成27年ごろに南河内地区から被害の広がりを確認。最近では北摂地域でも生息域が拡大しており、摂津市内でも初めて令和6年7月に確認されました。

クビアカツヤカミキリとは

クビアカツヤカミキリは、サクラ、モモ、ウメなど主にバラ科の樹木に発生し、枯死させる外来生物です。
平成30年1月に「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」による特定外来生物に指定され、飼養、保管、運搬、輸入、野外への放出等が原則禁止されています。

  • 名称 クビアカツヤカミキリ
  • 分類 コウチュウ目・カミキリムシ科
  • 体長 2cmから4cm(成虫)
  • 分布 中国、朝鮮半島、ベトナムなど
  • 特徴 からだ全体が黒く光沢がある
    頭部の下(前胸の一部)が赤く、突起がある
    成虫はジャコウのような匂いを放つ
  • 生態 成虫の発生期:6月から8月頃
    幼虫の活動期:3月から10月頃
  • 被害樹種 サクラ、モモ、ウメなど主にバラ科の樹木

写真提供 (地独)大阪府立環境農林水産総合研究所

クビアカツヤカミキリによる被害の確認方法

クビアカツヤカミキリの被害は、生きている樹木の幹や根から幼虫が排出するフラス(木くず・糞の混合物)の特徴から、概ね判断することができます。

写真提供 (地独)大阪府立環境農林水産総合研究所

クビアカツヤカミキリを発見したら

成虫(生死を問わず)や幼虫の進入跡であるフラスを見つけた場合は、環境政策課までご連絡ください
成虫を見つけた場合は、被害の拡大を抑えるため、捕殺するようにお願いします
幼虫については、樹幹や根から排出するフラスを掻き出し、食入によりできたトンネル内にいるものを、長い針金などで刺殺します。また、防風ネット等を樹幹に巻き付けることで、樹から脱出した成虫がほかの樹へ移動するのを防ぎます。

なお、特定外来生物は、生きたままの持ち運びや飼育などが法律により禁止されていますのでご注意ください。

防除等の詳細は次のリンク先もご参照ください。