摂津市指定有形文化財の指定

更新日:2021年04月01日

摂津市の有形文化財として摂津市立第6集会所(旧一津屋公会堂)と明和池遺跡出土の土馬が平成23年6月15日に指定されました。    

摂津市立第6集会所(旧一津屋公会堂)

 摂津市立第6集会所(旧一津屋公会堂)は、淀川堤防沿いの摂津市一津屋2-18-13に所在する建物です。大正2年に芝居小屋として建築され、当時盛んであった旅回りの劇団公演や地元青年団の芝居などが行われていました。建物の中には、舞台や客席、桟敷席があり、舞台袖には芝居にあわせて演奏するための黒御簾という部屋があります。こうした芝居小屋は近畿地方でも珍しい貴重な建物です。

摂津市立第6集会所(旧一津屋公会堂)の写真

明和池遺跡出土土馬

 明和池遺跡出土土馬は、摂津市千里丘7丁目地先にある明和池遺跡から出土した土馬で、7世紀中頃(飛鳥時代)のものと推定されています。この土馬は、馬具を備えた「飾り馬」を丁寧に模してつくられており、造形的に優れたものです。土馬は、雨乞いや作物の豊穣を祈る祭祀の道具として使用されたものと考えられています。  

明和池遺跡出土土馬の写真