令和3年度摂津市教育センターサマーセミナーを開催しました。
更新日:2021年08月12日
令和3年度摂津市教育センターサマーセミナー
1.日時
1.小学校「理科」授業づくり研修 令和3年7月28日水曜日 15時30分~17時
2.小学校「社会」授業づくり研修 令和3年7月29日木曜日 15時30分~17時
3.小学校「外国語」授業づくり研修 令和3年8月2日月曜日 15時30分~17時
4.小学校「国語」授業づくり研修 令和3年8月3日火曜日 15時30分~17時
5.人権研修 令和3年8月4日水曜日 15時30分~17時
2.場所
摂津市教育センター
3.参加者
摂津市立小中学校 教職員
4.目的
小中学校全体研修会前後の1週間を教育センター サマーセミナーとし、学校経営や授業づくりに関わる講義・ワークショップを行うことにより、摂津市内教職員の資質向上と教育センターの機能充実を図る。
5.講師
1.小学校「理科」授業づくり研修 大阪府教育センター 指導主事 土居 惣八 氏
2.小学校「社会」授業づくり研修 大阪府教育センター 指導主事 奥田 竜也 氏
3.小学校「外国語」授業づくり研修 関西大学 教授 今井 裕之 氏
4.小学校「国語」授業づくり研修 大阪学院大学 講師 増田 ゆか 氏
5.人権研修 虹色ダイバーシティ 代表 村木 真紀 氏
研修内容
1.小学校「理科」授業づくり研修
理科の授業づくりのポイントについて、学習指導要領の内容を分かりやすく説明していただきました。
自然の事物や現象から問題を設定し、予想や仮説を立て観察や実験を行い、結果を処理し考察することで結論を導き出す流れが示され、オンライン開催でしたが、演習として磁石の実験を行いました。
参加者が持参したものが磁石につくかどうか、実際に予想して実験することで、授業づくりのポイントが具体的にわかりました。
2.小学校「社会」授業づくり研修
理科と同様に、社会の授業づくりのポイントについて、学習指導要領の内容を分かりやすく説明していただきました。
2学期以降にある単元の具体的な授業展開例が示され、参加者も実際に授業展開を考えながら取り組むことができました。
一人1台端末の活用についても具体例を交えながらお話しいただきました。
感想
小学校「理科」授業づくり研修
・授業づくりの視点が自身の授業づくりの方向性に間違いがないことを確信いたしました。講師の先生の研修内容をしっかり生かしていきたいと思います。
・国語の授業づくりではここまで子どもたちができてほしいというものを自分の中に持って授業にあたっていたのに、理科ではそれをしていないことに気づきました。どこかで理科は教師が主導でするものと考えていたのかなと反省しています。
小学校「社会」授業づくり研修
・ICT端末を活用した授業づくりについての事例紹介があり、参考になった。
・社会の授業の進め方について悩んでいたので、講師の先生に教えていただいた学習指導要領をもとにした授業づくりやICTを活用した授業づくりを実践していきたい。
小学校「外国語」授業づくり研修
・現在は低学年を持っている関係で直接的に外国語の授業を行ってはいないが、低学年であるからこそ外国語の知識として入るものもたくさんあることに気づかされた。また、今後の外国語の授業づくりについてより前向きに考えていこうと思うよいきっかけとなった研修だった。
・「目的を意識する」ということを何度もおっしゃっていたのが印象的でした。「何のためにやるのか」を子どもたちと共有することで、自発的な行動が生まれると感じました。そのためには、子どもたちに授業や英語を自分事として考えてもらうことが必要だと思いました。紹介された事例のように子どもたちからどんどんやりたいことが出てくるような授業をめざしたいです。
小学校「国語」授業づくり研修
・どんな力を身につけさせたいのかを考えながら、授業案を組み立てることができました。国語科の目標と教材をじっくり読むことが、どんなに忙しくても教材研究には欠かせないこと、「構成意識」を育てることの大切さについては、さっそく学校のみんなに伝えたいと思います。
・今後授業をやっていく中で、文章の全体をとらえる力、筆者の書き方の工夫をとらえることが大切だということを学びました。非常に短い中で、単元計画、単元のゴールを決めることは難しかったですが、ただ前から順に読み解いていくのではなく、子どもたちにつけたい力をつけさせるための言語活動を考えるヒントをたくさんいただきました。
人権研修「教育とLGBTを考える」
・村木さんの実体験談をお聞きし、大人になっても悩み、苦しんだことを知り、日本のLGBTの理解度の低さを改めて痛感しました。自分の今まで出会ってきた人の中でも性に悩んでいる人が数名いました。自分のクラスや学校にも言い出せず、悩んでいる子もいる可能性を頭の中に入れ、自分の言動に注意を払い、意識していきたいと思いました。
・村木さんが最後に、個人ごとに求めていることが違うので、それぞれのケースで対応して考える必要があるとおっしゃっていました。人権教育や人権意識というのは、まさにそういうところを大事にする必要があるものだと思いました。子どもたち一人一人をよく見て、それぞれのニーズや思いを知り、「個人として」尊重することを、今一度心に刻んで、2学期からの子どもたちに向き合いたいと思います
この記事に関するお問い合わせ先
摂津市 教育委員会事務局 教育総務部 教育支援課
〒566-0034 摂津市香露園34番1号 摂津市教育センター内
電話:072-657-0711
ファックス:072-657-0712
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