【こどもの食コラム】幼児期は牛乳の摂取が大切!

更新日:2024年08月19日

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「食育」とは、様々な経験を通じて、「食」に関する知識とバランスの良い「食」を選択する力を身に付け、健全な食生活を実践できる力を育むことです。

成長に必要な栄養を多く含む「牛乳」

かるしうむせっしゅりょう

食事量が増えてくると母乳・育児用ミルクを飲む量が減っていきます。1歳を過ぎたら、代わりに牛乳を飲むよう徐々に切り替えていきましょう。

幼児期は成長期であり、身体が小さいわりに多くの栄養素を必要とします。牛乳は母乳・育児用ミルクよりも、たんぱく質、カルシウムを豊富に含み、効率よく栄養を摂取できるため、小さな胃に入れるのに適している食品です。

幼児期の牛乳摂取目標量は1日に200~400mLです。ヨーグルトやチーズなどの乳製品も含めることができます。ヨーグルトはそのままの量を、チーズは水分量が少ないため重量を7倍に換算して牛乳摂取量と捉えます。

1日3回の食事だけでは補いにくい栄養素を含む牛乳・乳製品を、間食として与えることをお勧めします。ただし、牛乳には母乳や育児用ミルクに含まれているビタミンA、Cの量が減るため果物や野菜で補うようにしていきましょう。

牛乳を飲みやすくする工夫

母乳・育児用ミルクから牛乳に移行する際、牛乳の味になじめずなかなか飲めないお子さんがいます。また、幼児期に一時的に牛乳を飲まなくなることもよくあります。その際は、牛乳を飲みやすくする工夫を試してみましょう。

●温度を変える
少しあたためる、暑い時期なら冷たいままにするなど温度が変わると飲めることがあります。

●好きな味を加える
牛乳の風味が苦手な場合、バナナやいちごなどの果物やジャムを加えたり、ジュース類と混ぜてると飲みやすくなります。

●料理に使用する
牛乳を利用するクリームシチュー、スープ、グラタンなどの料理や、ホットケーキ、ミルクプリンなどのおやつだと抵抗を感じず食べやすくなります。

●代用として、ヨーグルトやチーズなどを使う
どうしても牛乳の味が苦手な場合、無理強いせず、ヨーグルトやチーズを使ってみましょう。ただし、チーズは種類によっては塩分量が多く含まれていますので、使い過ぎに気を付けましょう。

牛乳アレルギーで飲めない場合は代わりの食品で補いましょう

アレルギーで牛乳・乳製品を飲めない場合は、カルシウムが比較的多く含まれている食品を使用し不足しないよう注意しましょう。さくらえび、しらすなどの魚介類、小松菜、モロヘイヤなどの緑黄色野菜、豆腐、高野豆腐、豆乳などの大豆製品などがカルシウムを多く含みます。たんぱく質は、肉、魚、大豆製品、鶏卵などからとることができます。
 

かるしうむをふくむしょくひん

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みかんぎゅうにゅうかんてん

みかん牛乳寒天★幼児食移行期★

くっくぱっど

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毎年8月は大阪府食育推進強化月間

大阪府では、府民の健康的な食生活の実践と食に関する理解の促進のため、令和6年度に「第4次大阪府食育推進計画」を策定しました。この計画に基づき、夏休みで生活習慣が乱れやすい8月を「大阪府食育推進強化月間」とし、「野菜バリバリ朝食モリモリ!みんなでつなぐ大阪の食」を合言葉に食育の取組をすすめています。

毎食、主食・主菜・副菜がそろうバランスの良い食事を続けるのはなかなか大変ですが、この機会に今一度、ご自分の食事を見直し、少しでも理想的な食事につながるように意識しましょう。