【こどもの食コラム】離乳期の母乳・育児用ミルクの目安量

更新日:2023年05月19日

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「食育」とは、様々な経験を通じて、「食」に関する知識とバランスの良い「食」を選択する力を身に付け、健全な食生活を実践できる力を育むことです。

離乳食各期の母乳・育児用ミルクの目安量

離乳食が始まると食事量と母乳・育児用ミルクの量のバランスが気になってきます。各期ごとに母乳・ミルクの量とタイミングの目安がありますが、赤ちゃんの成長や食事の進み方には個人差があり、目安通りに進むとは限りません。月齢を迎えたからと急に変化させるのではなく、赤ちゃんの様子をしっかり見ながら対応していきましょう。

離乳初期(5~6か月ごろ)

離乳食は1日1回から食べる練習が始まります。飲み込むことやその舌触りや味に慣れることが主な目的で、栄養のほとんどは母乳・育児用ミルクからとるので、まだ上手に食べられなくても大丈夫です。最初は舐める程度かもしれませんが、焦らずゆっくり赤ちゃんに合わせて進めましょう。
母乳・ミルクは授乳のリズムに沿って赤ちゃんの欲しがるだけ与えます。離乳食は必ず母乳・ミルクより先に与えましょう。先に飲みやすい母乳・ミルクを飲ませてしまうと離乳食を食べる量が少なくなってしまう可能性があります。逆に離乳食をよく食べるからと、量を増やして母乳や育児用ミルクを飲む量が減るのもよくありません。用意した量を食べたら、母乳・ミルクを与えるようにしましょう。

りにゅうしょくしょき

離乳中期(7~8か月ごろ)

離乳食を1日2回にして生活リズムを確立していきます。食材の種類が増え、少しずつ食べる量が増えてきますが、まだまだ栄養は母乳・育児用ミルクからとっています。母乳・ミルクは離乳食の後に与え、このほか、授乳のリズムに沿って母乳は赤ちゃんの欲しがるだけ、ミルクは1日3回程度与えます。

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離乳後期(9~11か月ごろ)

離乳食は1日3回食にし、食欲に応じで離乳食の量を増やしていきます。栄養は母乳・育児用ミルクよりも食事からとることが中心になってきます。離乳食の後に母乳・ミルクを与え、この他に授乳のリズムに沿って母乳は赤ちゃんの欲しがるだけ、ミルクは1日2回程度与えます。
母乳に含まれる鉄量がぐんと減ってくるので、離乳食に鉄を多く含む食材(レバー、赤身の肉や魚、緑黄色野菜、大豆類など)を積極的に取り入れていきます。鉄分を含む食事を食べる量が少なく、母乳を中心に飲んでいる場合は、フォローアップミルクを活用することをおすすめします。パン粥やクリームシチューのようなメニューで離乳食に使用することができます。

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離乳完了期(12~18か月ごろ)

離乳食が1日3回、その他に間食が1日1~2回必要になってきます。食後の母乳・育児用ミルクは、自然にあまり飲まなくなるので徐々に減らしていきましょう。母乳・ミルクを飲んでいても、栄養を食べ物からほとんどとっていれば「離乳の完了」になります。
1歳を過ぎると母乳・ミルクが減った分を牛乳に切り替えていきましょう。ヨーグルトやチーズなどの乳製品を含めて1日あたり200~400mlが目安です。食後や間食時にコップで飲む練習をしていきましょう。

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くっくぱっど

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