【こどもの食コラム】噛み噛み上手に育てよう!

更新日:2023年03月19日

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しょくいくのひ

「食育」とは、様々な経験を通じて、「食」に関する知識とバランスの良い「食」を選択する力を身に付け、健全な食生活を実践できる力を育むことです。

噛むことは健康につながってます

こども

最近、食べ物をよく噛めず、あごの発育や歯並びが悪くなる子が目立っています。
食べ物を噛む力は、離乳食、幼児食を通して練習によって身に付けられます。よく噛むことは健康への第一歩、成長に合った食生活を送りよく噛める子を育てましょう。

噛むことが大切なわけ

1.胃腸の働きを促進
噛むことでだ液が多く分泌され、食べ物も細かくなりよく消化できます。また、噛んでゆっくり食べることで満腹中枢が刺激され、食べすぎを防ぎます。

2.味覚の発達
よく噛むことで食べ物の形や固さなどを感じ、味がよく分かるようになるなど味覚が発達します。

3.顎の発達
あごの骨や顔の筋肉がよく発達し、美しい歯並びとなり、言葉の発音がはっきりします。

4.むし歯の予防
だ液には歯周病菌やむし歯菌の繁殖を抑えたり、歯の再石灰化など歯の健康のために重要な作用があります。よく噛んでだ液を分泌させることが大切です。

5.脳の発達
噛むことは脳への大きな刺激となり、脳の働きを活発にします。

噛む様子をチェックしましょう!

離乳食後期ぐらいから、少しずつ歯ぐきを使って噛む動きができるようになってきます。前歯が生えそろうとかじり取りができ、個人差はありますが、乳歯が生えそろい奥歯がしっかり噛み合う3歳ぐらいで、噛む動きがしっかりできるようになってきます。

ちゃんと噛めているかのチェックポイント

・(前歯が生えていたら)前歯でかじり取っていますか?

・左右均等に噛んでいますか?

・くちびるを閉じて噛んでいますか?

・奥歯で噛んでいると噛んでいる方の口角が上がります。上がっていますか?

食べ物をよく噛むには赤ちゃんのころから練習が必要です!

母乳やミルクをしっかり吸わせましょう。

赤ちゃんは母乳やミルクを吸う時に、顔全体の筋肉を使い、あごをしっかり動かし飲んでいます。母乳やミルクを飲む時の活発なあごや舌の動きが将来の「噛む力」の基礎となります。

きりかた

離乳食、幼児食は少しずつ段階を追って進めましょう

噛むことを覚えないうちに、食べ物の硬さを上げてしまうと、食べられずに吐き出したり、噛まずに飲み込む「丸飲み」を覚えてしまったりします。また、いつまでも軟らかいものだけの食事では、噛む練習ができません。
成長に合った調理形態で与えることにより、しだいに舌やあごの動かし方を学び、噛むことが上手になっていきます。焦らずじっくり見極めて、よく噛んで食べる習慣が身につくように努めましょう。

食事に集中できる環境で噛む力をアップさせましょう

食事、間食はだらだらせず規則正しく与え、食事時には十分おなかをすかせておくと、食べる事に集中でき、歯ごたえのある食物でも一生懸命噛んで食べようという意欲が出てきます。

テレビを消す、成長に合った椅子とテーブルを用意するなど食事に集中できる環境も整えるようにしましょう。足底全体が床や台につくと姿勢が安定し、食べ物を噛む・飲み込むためのあごの力や舌の動きが身につきます。

くうふく
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