【こどもの食コラム】離乳食をスタートするサイン

更新日:2022年10月19日

毎月19日は

しょくいくのひ

「食育」とは、様々な経験を通じて、「食」に関する知識とバランスの良い「食」を選択する力を身に付け、健全な食生活を実践できる力を育むことです。

離乳とは?

あかちゃん

赤ちゃんの成長にともない、母乳やミルクだけでは不足してくる栄養素やエネルギーを補うために幼児食に移行する過程のことを「離乳」といいます。またそのときの食事を「離乳食」といいます。

赤ちゃんの食べる機能は母乳やミルクを吸うことから、食べ物をかみつぶして飲み込むことへと発達していきます。今まで液体ばかりを口にしていた赤ちゃんが初めて固形のものを食べ、消化・吸収するには少しずつ練習していく必要があります。

離乳食を始める時期の赤ちゃんの様子

あかちゃん

赤ちゃんが成長し、母乳・ミルク以外の食べ物を受け入れられるようになる頃、下記のような様子がみられるようになります。これらの目安がいくつかみられると、いよいよ離乳食をスタートする時期です。

・首のすわりがしっかりしてくる
・腰の支えがあれば(お母さんのお腹にもたれるなど)一定時間座っていられる
・早い子は寝返りができる
・スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる
・食べ物に興味を示す様子がみられる

離乳食開始の体と心の準備が整うのはおよそ5~6か月ごろです。ただし、個人差があるので、月齢はあくまで目安になります。お子さんの「食べたいサイン」が出ているか、様子をよく観察して進めていきましょう。

最初の頃は、スプーンを嫌がったり、口から出してしまうことがあるかもしれませんが、栄養は母乳やミルクからしっかりとれているので食べる量を気にする必要はありません。赤ちゃんの個性によって一人ひとり離乳食の進み方が異なりますのでおおらかな気持ちで取り組んでいきましょう。

離乳食は果汁から始めるって本当?!

じゅーす

離乳食を開始する前にスプーンで果汁を与えて練習するとよいと聞いたことはありませんか?かつてはそのように指導されていたこともありますが、今はおすすめできません。

離乳開始前に果汁を飲ませると、短時間で血糖値を上げ体への負担になったり、母乳やミルクを飲む量が減ってしまい必要なエネルギーや栄養素が不足することもあります。また、アレルギーの心配もありますので、離乳食開始後に段階を追って進めていくようにしましょう。

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しょくいくのひ

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