妊婦とたばこ(禁煙外来など)

更新日:2022年02月08日

母体・胎児への影響

たばこに含まれるニコチンは胎盤への血流量を減らすため、胎盤に運ばれる酸素や栄養を少なくします。その結果、流産や早産、低出生体重児、子宮口をふさぐように胎盤ができてしまう前置胎盤になるなどの可能性が高まり、ママと赤ちゃんのトラブルの原因を増やしてしまいます。

#厚生労働省 情報サイトe-ヘルスネット → 「喫煙の妊娠出産などへの影響

赤ちゃんへの影響

母乳への影響もあります。母乳には、血液中の約3倍に濃縮されたニコチンが含まれてしまうためです。

赤ちゃんの影響としては、「乳幼児突然死症候群(SIDS)・知能指数が低い・身体の成長に悪い・呼吸器感染症・気管支喘息・切れる子供が多い(情緒不安定)」などがあります。

受動喫煙(副流煙)の害

パパや周りで喫煙している人も要注意!喫煙後は大丈夫?!気づかない副流煙の落とし穴があります。

服:服についたたばこのにおいは、有害物質です。

息:喫煙後もしばらくは、息からは有害物質が出ています。

場所:煙が見えなくなっても、有害物質は消えません。換気扇の下・ベランダも注意

 

副流煙の害(副流煙に含まれる化学物質)

ニコチン 2.8倍

タール 3.4倍

一酸化炭素 4.7倍

アンモニア 46倍

(主流煙に含まれる量を1とする場合)

 

妊婦さんや赤ちゃんはたばこの煙による影響を受けやすいので、煙を吸わせないようにしてください。

禁煙外来について

妊婦さんの場合は、ニコチンパッチなどは使用できないので、カウンセリングによる相談があります。「やめたくてもやめられない」自力でなかなか禁煙できない時は、ご相談ください。

#摂津市保健福祉課リンク → 「禁煙について