南千里丘周辺都市景観形成地区及び同景観形成基準

更新日:2020年08月17日

南千里丘周辺都市景観形成地区

1.都市景観形成地区

南千里丘4番街区の一部・5番街区

香露園32番街区の一部

2.指定の理由

南千里丘周辺地区は、本市総合計画に基づくシビックゾーンにおける新たな拠点となるまちの景観を本市の玄関口のイメージにふさわしく誘導し、重点的に都市景観の形成を図る必要と認められる地区であります。本市の景観形成基本計画や市民参加によって策定された「南千里丘周辺地区まちづくりガイドライン」に整合した都市景観を誘導していくことを目的とし、この地区を都市景観形成地区に指定しました。

3.都市景観形成に関する基本方針

 新駅の設置による特性を活かし、快適性・利便性を享受しながら良好な居住環境の形成を図るため、定住魅力を高めるまちの基本コンセプトとして、「健康・福祉」「文化・教育」を提案し、快適居住空間の提供、市内外からの交流、公共公益施設を含む生活利便施設の充実などを掲げ、住みやすく・働きやすく・生活が楽しくなることを大切にしたまちづくりを進める本地区の都市景観形成に関する基本方針を、

  1. 市の顔としてイメージを高め玄関口としてふさわしいまちなみの創出
  2. 人と環境に優しいまちなみの創出
  3. 利便性・快適性が高く、活気とにぎわいのある、新しいまちなみの創設
  4. 水と緑を大切にした自然とふれあえる空間の創出
  5. 良好な都市景観の形成、維持保全に対する住民意識の向上

とし、空間の公的な領域と私的な領域があいまって、統一感・連続感のある個性的な都市景観を形成するように努めます。その目的に向け、有識者のノウハウを活かしながら市民・事業者・行政が協働してまちづくりを進めるものです。

区域図

南千里丘周辺都市景観形成基準

1.基本目標

 周辺環境と調和する緑化に配慮した、本市の玄関口にふさわしい「市内外から交流でき、情報を受発信できる場」などシンボル性の高い空間づくりをめざします。

 都市景観は、とりわけ公共的なものであり、公私がともに手を携えて、景観の形成に積極的に取り組むことは言うまでもありませんが、景観形成の基本目標としては、「公共施設空間」と「建設敷地空間および公共施設空間に準ずる空間」の二つの領域に区分し、次のとおり定めます。

(1)公共施設空間

  • まちの顔となるような質の高い空間整備をめざす。
  • 本地区に住む人・訪れる人が、快適で、安全・安心して集い、利用できる空間づくりをめざす。
  • 「暮らしの場」、「にぎわいの場」、「うるおいと憩いの場」の演出・プロデュースにつとめ、市民に愛される空間づくりをめざす。

(2)建設敷地空間および公共施設空間に準ずる空間(注)

  • まちの顔となるような質の高い空間整備をめざす。
  • 周辺環境と調和する緑化に特に配慮した景観づくりをめざす。
  • 駅前直近の特性を活かした個性のある景観づくりをめざす。
  • 人と環境にやさしい、良好なまちなみづくりをめざす。(壁面後退部分の公共性の高い通路など)(壁面後退部分の公共性の高い通路など)

2.景観形成基準

 公共施設空間については、公共が市民等の参画を得ながら、上記の基本目標に沿った整備を行います。建設敷地空間および公共施設空間に準ずる空間における景観形成基準は、土地利用特性をふまえて次のとおりとします。

南千里丘周辺都市景観形成基準