景観形成基本計画の概要(目標と方針)

更新日:2020年05月13日

景観形成基本計画の概要

景観形成の目標

景観形成の目標は、景観の特性と課題から、
(1) 景観の骨格をつくる
(2) 地域の個性ある景観を育てる
(3) 協働によるまちづくりを進める、と設定しています。
本市を最も特徴づけ、生い立ちを伝える淀川や安威川などの河川は、景観の変化や潤いに乏しい本市において、重要な景観資源であり、本市のシンボル的なイメージをもっています。景観形成において、これらを活かしていくことが、摂津の個性ある景観をつくり、育てていくことといえます。

景観形成の目標

「ともに育てる水のまち摂津」

(1)景観の骨格をつくる
河川、道路、駅周辺などの公共空間の整備と周辺のまちなみ誘導をすすめ、本市の骨格となる優れた景観を育てていきます。

(2)地域の個性ある景観を育てる
水路や旧のまちなみ、道路沿いの工場敷地など、地域に分布する大小さまざまな景観資源を発掘し、保全・活用しながら、地域ごとの個性ある景観を育てていきます。

(3)協働によるまちづくりを進める
行政・市民・事業者の話し合いと協力、また、地域の自主的な活動によって、景観に配慮した、愛着と誇りのあるまちを育てていきます。

 

景観形成の方針

景観形成の目標を達成するための方針を、目的別に次のように設定しています。

(1)景観の骨格をつくる
(方針)

  • 市を代表する資源である河川を軸として、自然性と親水性の豊かな水辺の景観を育てます。
  • 景観に配慮した道路整備と沿道の景観誘導を進め、骨格となる道路景観を育てます。
  • 駅周辺における広場整備や景観誘導を進め、駅前にふさわしい景観を育てます。
  • 公園や河川敷・水路を中心に、みどりのネットワークを育てます。
  • 公共施設を中心に、親しみやすく文化性に富んだ景観をつくります。

(2)地域の個性ある景観を育てる
(方針)

  • 住宅地区では、生活道路の改良、親水水路の整備などを進めるとともに、市民による敷際の緑化などにより、潤いや親しみのあるまちなみを育てます。
  • 旧集落地区では、市のルーツを伝える景観として、旧のまちなみや歴史的資源の保全・活用に努めます。
  • 商業系地区では、人々の交流の場として、活気と賑わいのある個性豊かなまちなみを育てます。
  • 北部・南部・東部のそれぞれの景観資源をいかして、地域の個性ある景観を育てます。

(3)協働によるまちづくりを進める
(方針)

  • 行政側の組織づくりを進めるとともに、景観への理解と関心を得るために啓発活動を行ないます。
  • 住民活動を支援する仕組みや支援策を整備するなど、市民・事業者による景観形成活動を推し進めます。
  • 景観モデル地区の指定や、大規模建築物への指導などにより、行政と市民が一体となったまちづくりを進めます。