水道施設の耐震

更新日:2023年06月13日

水道施設の耐震性能、耐震性向上に関する取り組み

摂津市水道事業における、水道施設の耐震性能及び耐震性の向上に関する取組等の状況をお知らせします。 安心で安全な水を安定して供給するために、施設の整備を進めてまいります。

耐震化の取組状況

上下水道部(水道事業)では市民のライフラインを守るために、震災等の災害に備え、安全・強靭・持続な水道供給を目標に平成26年度に水道ビジョンを策定し、計画的に水道施設及び水道管路の耐震性向上を図ります。

その方策としましては

  1. 水道施設は、主に配水池の耐震化を行う。
  2. 管路の耐震化については大口径の基幹管路を耐震管に更新し、災害発生時の送水能力を高め、影響を最小限に留めるよう努める。

基幹管路とは?

基幹管路とは、水道事業にとって重要な管路で配水本管(口径300ミリメートルから口径500ミリメートルの管)と送導水管のことをいいます。

耐震管とは?

耐震管とは、管と管を繋ぐ継手部分に伸縮性や離脱を防止する機能を有しており、地震や地盤沈下などによる地盤変化に対応できる構造となっている水道管のことをいいます。

配水池及び水道管の耐震化(令和4年度末)

浄水・送水施設の耐震化率
全施設(箇所) 耐震化施設(箇所) 耐震化率(%)
35 17 48.6
配水池の耐震化率
全施設容量(立方メートル) 耐震化容量(立方メートル) 耐震化率(%)
26,400 17,400 65.9
基幹管路の耐震化率
基幹管路総延長(メートル) 耐震管延長(メートル) 耐震化率(%)
22,647 8,097 35.8

防災対策

災害に強いライフラインを構築するため摂津市上下水道部においても下記のような設備があります。  

送水所の耐震設備

中央送水所・千里丘送水所・鳥飼送水所設置の地震計緊急遮断弁

地震(震度5以上)が発生した場合、地震計からの信号により緊急遮断弁が動作し配水池の水の流出を防ぎ、応急給水として確保できるようになっています。

耐震設備の紹介

緊急遮断弁の写真

鳥飼送水所に設置の緊急遮断弁

各浄・送水所の停電等に対しても 非常用発電機設備 で約12時間運転できます。

機器のメーター部分の写真
機器と説明プレートの写真

応急給水用機材の備蓄

災害時の交通遮断や渋滞等による輸送効率の低下に備えて資機材は分散して管理し速やかに応急給水ができるようにしています。  

応急給水用機材備蓄状況
種類 容量(リットル) 数量 場所
給水タンク車 1,800 1 中央送水所
給水タンク 1,500 1 鳥飼送水所
給水タンク 1,000 3 中央送水所
給水タンク 1,500 1 太中浄水場
ポリタンク 20 120 中央送水所
ポリタンク 20 90 太中浄水場
ポリタンク 20 100 鳥飼送水所
ポリタンク 20 100 千里丘送水所