下水道管路の全国特別重点調査

更新日:2025年10月31日

「下水道管路の全国特別重点調査」(優先実施箇所)の調査結果について

摂津市では、埼玉県八潮市で発生した下水道管路に原因すると思われる大規模な道路陥没事故を受け、国土交通省からの「下水道管路の全国特別重点調査」の実施要請に基づき、該当する管路施設の調査を実施しております。

1.全国特別重点調査の調査対象

  • 内径2m以上かつ、1994年度以前に設置・改築された管路(設置後30年以上)
  • 上記のうち、次のいずれかに該当する管路を【優先実施箇所】として、優先的に調査。

(1)埼玉県八潮市の道路陥没現場と類似の条件の箇所
(2)構造的に腐食しやすい箇所または過去の調査で腐食が確認され未対策の箇所
(3)緊急輸送道路で下水道原因の陥没履歴がある箇所
(4)沈砂池の堆積土砂が著しく増加した処理場・ポンプ場につながる管路

※摂津市で【優先実施箇所】の条件に該当する項目は、(1)のみ。

国土交通省(3月18日報道発表​)<外部リンク>「有識者委員会の提言を踏まえ「下水道管路の全国特別重点調査」の実施を要請します​」

2.本市の調査対象

  • 対象延長:約5,497m(うち、優先実施箇所:約499m)

管きょ内状況写真

3.調査実施状況(令和7年8月末時点)

・管きょ内調査
  優先実施個所499mの管きょ内調査を実施(調査員が管きょに入り調査)
  残りの調査箇所4998mは令和8年2月末までに調査実施予定

・緊急度の判定
  管きょ内調査の結果に基づき優先実施個所の診断を実施し、緊急度※を判定
  緊急度1または緊急度2に該当する箇所はなし
  ※緊急度1:速やかな対策を実施(原則1年以内)
     緊急度2:応急処置を実施した上で、5年以内に対策を実施

・打音調査
   緊急度1または緊急度2の該当箇所がなかった優先実施個所の管きょで、打音調査によりコンクリートの強度を測定し、コンクリートが必要な強度を有していることを確認しています。

 

管渠内調査状況

打音調査実施状況