【食育コラム】骨と栄養について

更新日:2026年01月19日

毎月19日は

食育の日

「食育」とは、様々な経験を通じて、「食」に関する知識とバランスの良い「食」を選択する力を身に付け、健全な食生活を実践できる力を育むことです。

骨と食事のこと

強い骨をつくるためにはカルシウム摂取が重要です。

国民健康・栄養調査(令和6年)では、成人のカルシウム摂取量は一日482mg。一日の推奨量(食事摂取基準2025年版)は男性750~800mg、女性600~650mgのため男女ともに不足しています。

カルシウムの役割

カルシウムは体の中で最も多く存在するミネラルです。約99%は、骨や歯などの硬い組織に存在し、残り1%のカルシウムは、血液や筋肉など全ての細胞に存在します。

骨の主成分であるカルシウムが不足すると、骨量(骨に貯えられたカルシウムの量)が減少し、骨に「す」が入ったようにもろく骨折しやすくなることがあります。そのような状態を「骨粗しょう症」といいます。

骨量は20歳を最大量にその後は減少していく一方ですが、食事や運動などの生活習慣によって食い止めることもできるといわれています。

必要なカルシウムをしっかり摂り、骨を強く保てるように心がけましょう。

食事の工夫

カルシウムを多く含む食品の代表は、牛乳・乳製品。吸収率も高く、効率よく摂ることができます。

ただし医師より特別な指示を受けている方は、それらに従ってください。

カルシウムを多く含む食品

  • 牛乳、乳製品
牛乳・乳製品のカルシウム量
牛乳 コップ1杯(200ml) 220mg
ヨーグルト 100g 120mg
スライスチーズ 1枚(15g) 95mg

日本食品標準成分表2020年版(八訂)

  • 大豆製品
大豆製品のカルシウム量
木綿豆腐 1/2丁(150g) 140mg
絹ごし豆腐 1/2丁(150g) 113mg
高野豆腐 1個(15g) 95mg
納豆 1パック(50g) 45mg
油揚げ 1/2枚(15g) 47mg

日本食品標準成分表2020年版(八訂)

  • 魚介類
魚介類のカルシウム量
いわし丸干し 2尾(30g) 171mg
ししゃも 2尾(40g) 132mg
ちりめんじゃこ 12g 62mg
さくらえび 10g 200mg

日本食品標準成分表2020年版(八訂)

  • 野菜
野菜のカルシウム量
水菜 100g 210mg
小松菜 100g 170mg
大根葉 50g 130mg
モロヘイヤ 50g 130mg
菜の花 50g 80mg

日本食品標準成分表2020年版(八訂)

  •  種実類
種実類のカルシウム量
ごま 大さじ1(6g) 72mg
アーモンド(乾) 10粒(13g) 33mg

日本食品標準成分表2020年版(八訂) 

  • 海藻類
海藻類のカルシウム量
干しひじき 10g 100mg
昆布 10g 94mg
乾燥わかめ 5g 44mg

日本食品標準成分表2020年版(八訂)

カルシウムの吸収を助ける栄養素

カルシウムの吸収を助ける栄養素としてビタミンD、ビタミンKがあります。

ビタミンDを多く含む食品

  • いわし、かつお、鮭などの魚類
  • しいたけ、きくらげなどのきのこ類

食べ物だけでなく、日光浴をすると皮膚でビタミンDを作り出すことができます。一日30分程度の日光浴、更には簡単な運動を取り入れるとより効果的です。

ビタミンKを多く含む食品

海藻、緑黄色野菜、納豆に多く含みます。