【食育コラム】免疫力をアップする食生活

更新日:2021年11月19日

毎月19日は

食育の日

「食育」とは、様々な経験を通じて、「食」に関する知識とバランスの良い「食」を選択する力を身に付け、健全な食生活を実践できる力を育むことです。

1日3食バランスのよい食事

食事において、免疫力アップの一番の基本は、一日3食バランスのよい食事をとることです。

栄養状態が悪いと免疫力は低下してしまうので、全体の栄養バランスを考えながら、免疫力を意識した食品を加えましょう。

腸の環境を整えましょう

腸管には免疫の働きを司る免疫細胞の60~70%が集まっているといわれています。

腸内の環境をよくすることで、免疫力を高めることができます。

発酵を促す菌を食事に取り入れることで腸内環境が整うといわれています。

【発酵食品】

  • 納豆
  • 味噌
  • しょうゆ
  • キムチ
  • ぬか漬け
  • かつお節
  • ヨーグルト
  • チーズ
  • 甘酒 など・・・

※ただし、塩分を多く含む食品もあるため食べすぎ注意!少量でも継続する習慣をつけることもポイントです。

よく噛んで食べましょう

唾液には、ウイルスが口から体内に侵入するのを防ぐ働きがあります。

唾液の分泌をよくするためにも、食事はよく噛むようにしましょう。

  • 噛み応えのある食材を選ぶ
    根菜類、海藻類、玄米、たこ・いかなどの魚介類、干物
  • 噛み応えを残した調理の工夫
    分厚く切る、繊維を残す、加熱しすぎないようにする

世代別!食事のコツ

食事をしている人

【子ども】

成長期の子どもは、おやつも大切な栄養源です。市販のお菓子ばかりにならず、果物や乳製品などの腸に良い食品を選ぶようにしましょう。

【成人】

腸内環境を良好に保つために、野菜や大豆を意識してとるようにしましょう。

またお酒の飲みすぎには要注意!

【高齢者】

食事の量や質が低下する傾向があります。低栄養状態になると、心身の衰えとともに免疫力も低下してしまいます。

まずは一日3食食べることを基本とし、肉・魚・卵・大豆などのたんぱく質を積極的にとりましょう。

11月19日は「いい食育の日」

摂津市では、保育所・小学校・中学校で共通したテーマの食育推進に取り組んでいます。

今年の11月19日は「発酵食品」を共通食材とし、「免疫力向上」をテーマに食育を目指します。

「噛む」「味わう」「楽しむ」ということを大切にし、栄養バランスも意識するなど、食生活の基本をもう一度見直してみましょう。