飲酒と健康

更新日:2023年04月01日

お酒の効用と健康障害

お酒は適量であれば、人間関係を円滑にするなどの社会的な効用や、血行促進、精神的ストレスの発散、動脈硬化を予防するHDLコレステロールの増加などの医学的な効用があります。

しかし、適量を超えた飲酒は、肝障害、膵炎、脂質異常症、高尿酸血症、高血圧症、食道がんなどの生活習慣病や、アルコール依存症、うつ、認知症などの精神疾患など、さまざまな健康障害を引き起こします。

節度ある適度な飲酒のめやす

厚生労働省「健康日本21(第二次)」によると、生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している方とは、1日当たりの純アルコール摂取量が男性40g以上女性20g以上の方とされています。

<アルコール20gの目安>

アルコール20グラムの目安
日本酒(15%) 1合(180ml) ビール(5%) 中瓶・ロング缶 1本
缶チューハイ(7%) 350ml缶 1本

ウイスキー(40%) シングル 2杯(60ml)

ワイン(12%)    200ml

焼酎(25%) 100ml

 

あなたのお酒の飲み方は大丈夫?

あなたやご家族のお酒の飲み方をチェックしてみましょう。

あなたの飲酒大丈夫?(大阪府こころの健康総合センター発行)

 

お酒の飲み方に不安がある場合は、茨木保健所のこころの健康相談でアルコールの問題を相談することができます。(家族も可)

茨木保健所 「こころの健康相談」 電話:072-624-4668(代表)

http://www.pref.osaka.lg.jp/ibarakihoken/tiikihokenka/seisin.html

 

依存症治療の専門医療機関はこちらから参照できます。(ページ下方に掲載)

http://www.pref.osaka.lg.jp/chikikansen/izonshou/index.html

アルコールの健康障害対策

「酒類が国民の生活に豊かさと潤いを与えるものであるとともに、酒類に関する伝統と文化が国民の生活に深く浸透している一方で、不適切な飲酒はアルコール健康障害の原因となり、アルコール健康障害は、本人の健康の問題であるのみならず、その家族への深刻な影響や重大な社会問題を生じさせる危険性が高い」(法第1条)という基本認識のもと、平成25年12月に「アルコール健康障害対策基本法」が成立し、平成26年6月に施行されました。

※(参考)厚生労働省 アルコール健康障害対策のページ

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000176279.html

 

大阪府では、平成26年6月に施行されたアルコール健康障害対策基本法(平成25年法律第109号)にもとづき、地域の実情に応じた総合的なアルコール健康障がい対策を推進するため、「大阪府アルコール健康障がい対策推進計画案」を策定しました。

※(参考)大阪府 アルコール健康障がい対策のページ

http://www.pref.osaka.lg.jp/chikikansen/aruko-ru/index.html