すいとん
12月8日は不戦の日です。7日の給食では戦争中によく食べられていた「大根ご飯・すいとん」を出しました。
すいとんは戦争中に食べ物がなくて小麦粉に水を加えて団子を作り、汁の具として食べていたものです。そのころは具がほとんど入っていない団子だけの、味のない汁ものでした。
また戦争中はお米が手に入りにくくなり、満足にご飯を食べられませんでした。少しの米でも大根を入れて炊くことで量を増やしたり、麦を混ぜて食べたりしていました。
この日の給食では、汁の中にすいとんだけではなく、さつまいも、人参、かぶ、かぶの葉、油揚げ、白ねぎとたくさんの具を入れています。しかも汁は味噌味です。
大根ご飯も大根以外に油揚げやちりめんじゃこも入れた味付けご飯になっています。
戦争中のすいとんや大根ご飯に比べたら豪華です。
今、日本に戦争がなく、平和に過ごし、当たり前のように食材も手に入ります。
食べられていることに感謝し、いつも自分はどんな風に食べているか、簡単に食べ残したりしていないか、給食を通して子どもたちに今一度考えてもらえる機会になればと思います。
この記事に関するお問い合わせ先
摂津市立 摂津小学校
〒566-0022 摂津市三島3丁目14番60号
電話:06-6381-8562
ファックス:06-6381-8548
メールでのお問い合わせはこちら
更新日:2020年12月09日