学校長あいさつ
誰もが楽しく幸せに6年間を過ごせる別府小学校 ~全ての子どもに居場所がある学校づくり~
春のやわらかな日差しとともに、新しい年度がスタートしました。
この4月より別府小学校の校長を務めることになりました、河平浩一です。どうぞよろしくお願いいたします。
私はこれまで、市の教育委員会で7年間、学校教育行政に携わってきました。たくさんの学校を訪れる中で、やはり「子どもが真ん中にいる学校」が一番だと、改めて感じてきました。
子どもたちがにぎやかに笑い合う声を聞くたびに、「学校って本当に素敵な場所だな」と実感しています。そして今、こうして別府小学校で校長としてその毎日を共にできることに、大きな幸せを感じています。
さて、本校がめざすのは、
【めざす学校像】
誰もが楽しく幸せに6年間を過ごせる別府小学校
~全ての子どもに居場所がある学校づくり~
【めざす子ども像】
感性豊かに育つ子・自分らしく私らしく生きる子・みんなと心をつなげる子
という教育目標の実現です。
この目標を初めて見たとき、私は心から「本当に素晴らしい」と感じました。
今、社会のさまざまな課題の出発点に、「孤独」や「孤立」があるとも言われています。だからこそ、学校では子どもたち一人ひとりの人権や存在がしっかりと尊重され、安心できる居場所があることが大切です。そして子ども同士、子どもと大人とが「つながる」ことを大切にした教育活動を、毎日積み重ねていきたいと考えています。
では、子どもが「楽しく」過ごしているときって、どんな時でしょうか?
私は、それはやっぱり「遊んでいるとき」だと思います。子どもは遊びの中で人と関わり、学び、成長します。
そして、「あそび」にはもう一つ、余白や余裕という意味もあります。最近の学校生活では、少しこの「あそび(余裕)」が少なくなっているようにも感じます。だからこそ、子どもたちが自分の力を発揮し、のびのびと過ごせるように、学校の中に少しでも多くの「あそび」を取り入れていけたらと思っています。
学校の主役は、もちろん「子どもたち」です。
子どもたちを「信じて、委ねて、任せていく」ことで、彼ら自身が学校生活の中で考え、選び、動き出すようになります。そうすることで、きっと「楽しい」と感じられる瞬間が増えていくはずです。
そのためにも私は、子どもたちの声に耳を傾け、先生方と力を合わせて、よりよい学校をつくっていきたいと思っています。
そして、保護者の皆様、地域の皆様とも、しっかりと手を取り合いながら、子どもたちの成長をみんなで喜び合える、そんな温かな学校にしていけたらと願っています。
今年度もどうぞよろしくお願いいたします。
令和7年4月18日
校長 河平 浩一
更新日:2025年04月18日