所有者不明猫(野良猫)について

更新日:2023年03月31日

猫を飼っているみなさまへ

猫による苦情相談が増えています!

近年、所有者不明の猫(野良猫)の苦情相談が市に多く寄せられています。「糞尿による悪臭がするのでなんとかしてほしい」「鳴き声がうるさい」「餌付けしている人を注意してほしい」「子猫を引き取ってほしい」などとの声があります。

これら苦情相談のもともとの原因は、無責任な餌やり、一部飼い主による不適切な飼養により、結果として野良猫が多く繁殖してしまい、地域の周辺環境の悪化を招いていると言えます。

これ以上野良猫による被害、殺処分される不幸な猫を増やさないために、猫とより良く共存していく環境を整えていくことが大切です!

猫による糞尿の対応

猫は市で捕獲することはできませんので、各自で対応をお願いします。猫は縄張り意識は強く、気に入った場所はすぐに離れません。猫の行動範囲を調べて対策してください。

超音波を発生する機器を置く

猫が高音域の聴覚に優れている特徴を利用し、超音波発生装置を猫の侵入経路、通路、糞尿等をする場所に置きます。(人にはほとんど聞こえない音域ですが、ネコには大音量で聞こえます。)

超音波発生装置の貸し出し

市では猫よけ器である超音波発生装置の貸し出しを行っています。貸し出し状況等によってはすぐに貸し出しできない場合がありますので、事前に下記までお問い合わせください。

猫が嫌う匂いを撒く

購入いただいた市販の忌避剤等を猫の侵入経路、通路、糞尿等をする場所に撒き、縄張りの匂いを消しましょう。効果がでるまで繰り返し対応してください。なお、数週間経過しても効果が出ない場合は、猫が匂いに慣れている可能性もありますので、別の忌避剤を試してください。

猫に餌を与えることについて

野良猫に対し、無責任に餌を与えないでください。どうしても餌を与えたい場合は地域の方の理解を得た上で、決まった時間に必要な分だけ与え、餌を片づけ、糞尿等の清掃をし、地域に迷惑にならないようお願いします。置き餌等はカラスがきたり、ゴキブリ等の害虫発生や悪臭の原因となります。

また、餌を与える猫には避妊・去勢手術を受けさせてください。一時の感情で餌をあげてしまっては、野良猫は減らず、殺処分される猫が増え続けることとなります。

猫の避妊・去勢手術について

飼い猫

子猫が生まれて飼えない場合は、必ず避妊・去勢手術を受けてください。居住環境等を踏まえ、無理のない数で飼ってください。また、屋外に出すと、自然繁殖の機会が多くなります。生まれてくる命に責任を持てない場合は、飼い主として繁殖制限をすることや、屋内で飼うことが、社会的責務と言えます。

飼い猫が外に出て首輪等が外れた場合、野良猫との区別がつかないため捕獲、手術等を行われる可能性もあります。飼い猫は飼い主が責任を持って屋内で飼いましょう。

(通常、猫の妊娠は生後6か月~9か月で可能となり、年に3回以上妊娠・出産が可能です。1回の出産で4~8匹生まれると言われています。)

避妊・去勢手術を受けることで、メス猫は発情期の夜鳴きがなくなり、子宮蓄膿症などの病気予防にもなります。また、オス猫はけんかでけがをしたり、遠出をして帰ってこなくなることが減ります。

野良猫

猫よけ器の設置や忌避剤の使用は、その場のみの一時的な対策にはなりますが、増え続ける野良猫への根本的な解決策にはなりません。野良猫を捕獲し、避妊・去勢手術を受けさせることで繁殖を防ぎ、個体数減少へとつながります。また、手術により発情期特有の鳴き声やマーキング行為等を抑制する効果も期待でき、環境被害の軽減のためにも有効です。

そこで、平成28年度から野良猫の避妊・去勢手術に対してのみ費用の一部助成を行います。日頃からボランティアとして活動されている方はもちろん、野良猫の被害にお困りの方も、人と猫、また環境のためにも手術を行い、互いに共存できるまちづくりを目指しましょう。

 

助成制度については下記リンクをご覧ください。

最後まで責任をもって飼いましょう!

猫は家族の一員です。猫の習性、生態等を理解し、その生涯の最後まで愛情と責任をもって飼ってください。

やむ得ない理由で飼えなくなった場合は、新しい飼い主を見つけてください。

愛護動物を虐待や遺棄することは犯罪です。違反すると、懲役や罰金に処せられます。下記リンクをご覧ください。

ペットの火葬について

飼っている猫が亡くなった場合は下記リンクをご覧ください。

猫に関する相談窓口

大阪府動物愛護管理センター 箕面支所

箕面市船場西1-11-35 電話:072-727-5223 ファックス:072-727-4379

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