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人権を考える市民の集い人権を考える市民の集い人権教育啓発作品展庁舎の懸垂幕

人権を考える市民の集い~金澤さん親子の共に生きる絆~(12月9日)

「人権の世紀」といわれる21世紀に入ってすでに10年以上が経過いたしました。
しかし、残念なことに、今現在も世界中で多くのさまざまな人権問題が発生しています。
一人一人が人権を尊重することの重要性を正しく認識し、全ての人々が個々として尊重され、平和で豊かな社会を実現するため、日本では12月4日~10日を「人権週間」と定め、全国的にさまざまな啓発活動が行われています。
摂津市におきましても、啓発グッズの配布や人権教育作品展の展示を行うとともに、今年も「人権を考える市民の集い」を12月9日に市民文化ホールで開催いたしました。
今年は、近年大活躍をされておられる書家の金澤さん親子をお招きし、娘:翔子さんによる席上揮毫(書のパフォーマンス)と母:泰子さんによる講演会という内容を企画したところ、会場は超満員で多くの方にお越しいただき、大変ありがたく思っております。
翔子さんは席上で「共に生きる」と揮毫されました。
他人の悲しみや喜びを自分のことのように思える翔子さんが書かれた文字はとても力強く、優しさに溢れており、会場に来られた方が感動して涙をぬぐう姿が印象的でした。
講演会では、泰子さんがダウン症として生を受けた翔子さんに心から寄り添い、子育てを通じてお互いが成長する姿を、わかりやすく話してくださいました。
人権週間の期間は本日が最終日となっておりますが、期間に関わらず、摂津市は人間基礎教育の理念を大切にし、人権尊重の輪がさらに大きく広がるよう努めてまいります。
最後に、啓発活動の実施にあたりまして、多くの関係団体のみなさんにご協力を賜りましたこと、心より感謝申し上げます。